ストイックな首回りが逆にセクシー
《Paul Stuart》ジェントルマン御用達のブランドにも、昨年に引き続きウールのTシャツが登場。ケバの立たない高品質なウールを使うことで生まれる、抑えめの輝きが大人の男性に品のあるニュアンスを与えます。
けれども、それだけでなくきちんとジェントルな色気も感じさせてくれるのが、このTシャツの優秀さ。やや詰まった真円に近い襟ぐりは、きちんとした印象を与えると同時に、女性が男性を感じる厚みのある肩や胸周りをかえって引き立てるシルエットを生み出します。
さらには、その光沢のある素材が立体感をさらに引き立てる、という次第。ストイックセクシーなこのディテールは、女性であれば見逃さないはず。

しかも身頃のシルエットはタイトではなく、レギュラーフィットでお腹まわりは闇の中,というバランスもグッドポイントです。
憧れの上司、という期待を裏切らない、ディテール満載のこの一着で、テレワークダンディは完璧です。
端正なリラックス感が魅力
《Life pack collection from Curly&co》適度なカジュアル感のあるこのTシャツは、リラックスした中にも端正な印象を与える一着。その理由は、ウール素材の光沢感と、きっちりした仕立ての美しさゆえ。それもそのはず、こちらは、カットソー専門ブランドで、その高い縫製技術には定評のある、Curly(カーリー)が手がけたものだから。
一度着たらハマる、といわれるカットソーアイテムを作り続けるカーリーの技術を、リモートワークの今のスタイルに合わせたのが、このライフパックコレクション。リラックスしているようで、決めるとこはビシっと決める、そんな大人の魅力が、この一着で醸し出せます。着道楽な女性ほど、「……なるほどね」とわかる一着。備えておいて損はなし。

伊勢丹新宿店メンズ館、三越伊勢丹オンラインストアと、ブランド公式サイト、HEADSTORE the weftだけの販売です。

ファッションディレクター。大学卒業後、銀座和光を経て、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社。25ans(ヴァンサンカン)編集部で活躍後フリーとなり、ラグジュアリーなスタイルを得意とするスタイリストに。男性向けスタイリングの提案、商品企画も手がける。
SUITS OF THE YEAR 2022
3年ぶりの有観客開催となる華やかな授賞式の模様をYouTubeライブで生配信。 スペシャルな受賞者のスーツの着こなしにご注目ください。