日経トレンディ

巣ごもり需要で「あんバター」が通販で累計60万個

トーストにあんを載せた写真がSNSで評判を呼んだ

19年6月に発売された、粒あんにバターを加えた久世福商店の「あんバター」。現在は抹茶や苺を使った3種をラインアップする。トーストにあんを載せた写真がSNSで評判を呼び、4月と5月の通販売り上げはコロナ禍前の6倍増。累計60万個の大ヒットとなった。

見た目きれいなわさび「わさビーズ」が8万個

左から「わさビーズ」「ラー油ビーズ」「ゆず胡椒ビーズ」

「わさビーズ」は、イクラのような見た目のわさび。田丸屋本店が18年に発売し、19年9月に「ラー油ビーズ」、20年7月に「ゆず胡椒ビーズ」の新商品を追加した。20年7月にテレビに取り上げられるとECの売り上げが伸長し、20年は9月までに計8万3000個を販売した。

「スライスようかん」が人気、製作風景の見える化に商機

亀屋良長の「スライスようかん」

ようかんを薄いシート状にした亀屋良長の「スライスようかん」。コロナ禍で客足が鈍る中、20年は前年比1.6倍以上の売れ行きで推移する。ツイッターやYouTubeのアカウントを開設したことが奏功し、和菓子を製作する短い動画が630万回以上再生された。

瀬戸内海と一体化したような「四国水族館」

瀬戸内海が目の前に広がる

四国最大級の水族館「四国水族館」が20年6月にオープンした。四国水景をテーマに、目の前に広がる瀬戸内海と一体化するかのような「海豚プール」が大人気。最初の2カ月間は来館者が少なかったが、8月から徐々に増え始め、9月18日に30万人を突破した。

カンパチ販売3日で1億円、ブランド名は「須崎勘八」

名前をツイッターで公募

飲食店の休業で、高知県須崎市の養殖カンパチ20万匹が行き場を失った。地元の漁協はカンパチの名前をツイッターで公募し、「須崎勘八」とブランド化。5月からECサイトで販売すると全国から注文が殺到し、3日間で約1億円(8000匹分)を売り上げた。

「ビリー南蛮逆ギレ弁当」が売れ筋に

売れる弁当の半分以上が「ビリー南蛮逆ギレ弁当」だ

宮崎県内でスーパーを展開する永野が販売する珍名弁当。平日に450個売れる弁当の半分以上が20年2月に発売した「ビリー南蛮逆ギレ弁当」だ。兄弟デュオのビリー・バンバンとチキン南蛮の響きが似ているだけで決めたが、本人たちの耳に届き「公認」を受けた。

高コスパのステーキ店「やっぱりステーキ」が東京へ

コスパの高さが売りの「やっぱりステーキ」

150グラムの赤身肉に、お代わり自由のライス、サラダ、スープが付いて1000円(税込み)というコスパの高さが売りの「やっぱりステーキ」。15年に沖縄で開店し、20年6月には東京に初進出。オープンの様子がテレビで取り上げられると、総売り上げが3割以上アップした。

(日経トレンディ 寺村貴彰、ライター 籏智優子)

[日経トレンディ2020年12月号の記事を再構成]

日経トレンディ 2020年12月号 [雑誌]

著者 : 日経トレンディ
出版 : 日経BP
価格 : 711 円(税込み)


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