老後資金はiDeCo・つみたてNISAで 長所・短所を比較

写真はイメージ=PIXTA
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老後の収入の柱となるのは公的年金ですが、それだけでは足りないのが実情。老後までの長い年月を活用して「自分年金」を積み立てていくことが欠かせません。預貯金だけでなく、投資信託などの金融商品を積み立てることで、より多くの自分年金をつくることが期待できます。

投資信託の積み立てには、税金の優遇がある「iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA(ニーサ、少額投資非課税制度)」を使うのがセオリーです。「iDeCo」「つみたてNISA」は最近いろいろなところで取り上げられているので、名前は見聞きしたことがあるはず。でも、「どういう仕組みなの?」とか「この2つは何が違うの?」と思う人も多いでしょう。そこで今回はiDeCoとつみたてNISAの違い、メリット・デメリットを見ていきます。

国が「自分年金」づくりをバックアップ

「自分年金」をつくるには、時間をかけてコツコツと積み立てていくことが基本。財形貯蓄や自動積立定期預金など、毎月一定額が自動的に積み立てられる仕組みを使えばムリなくためられますが、預金などの元本が保証された金融商品の積み立てだと、お金はためられても、今のような低金利では増やすことができません。お金を増やすためには、投資信託などの値動きのある金融商品の積み立ても加える必要があります。

国も、国民が将来、老後資金不足に陥ることがないよう、投資信託の積み立てによる資産づくりを推奨していて、それをバックアップするための制度を設けています。それが「iDeCo」と「つみたてNISA」です。

共通しているのは「投資信託の積み立て」と「運用益非課税」

iDeCoとつみたてNISAに共通しているのは、次の2点。

・毎月一定額で投資信託を買っていく、つまり積立投資をしていく仕組み

・積み立てた投資信託から得られる利益に税金がかからない

金融機関に専用の口座を開設して、投資信託を1つ、または複数選んで、毎月決まった額で購入していくという基本的な仕組みは同じです。

通常、投資信託などで得られた利益には約20%の税金がかかるのですが、iDeCoとつみたてNISAは非課税です。積立投資をするなら、税金が優遇されているこの2つの制度を使わない手はありません。

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