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訪れるたびに新たな教育プログラムに取り組んでいる西大和学園

訪れるたびに新たな教育プログラムに取り組んでいる西大和学園

多くの東京大学合格者を輩出するようになった奈良県・西大和学園。スーパーグローバルハイスクール(SGH)としての活動で培った教育プログラムを進化させて生徒の進路の幅を広げようとしている。教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏がその取り組みをまとめた。

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東大志向を促進する新プログラム

2020年に東大合格者数53人を記録し注目を集めた西大和学園。今後さらに「東大シフト」が進みそうな気配がある。その理由の一つが、19年度よりスタートした「アクションイノベーションプログラム(AIP)」だ。学校パンフレットやホームページには次のようにある。

 世界を舞台に活躍するグローバルビジネスリーダー育成を目的とした「アクションイノベーションプログラム(AIP)」を2019 年度からスタート。2014年に文部科学省指定の「スーパーグローバルハイスクール」をさらに進化させ、イノベーション創発人材を育成します。海外探究プログラムやリーダー養成プログラムで国際人として素養を備えた上でリーダーとしての資質を身につけ、AIセミナー(トップランナー講義)では様々な業界のトップランナーの生き様や考え方に触れ、かつて経験をしたことのない強烈な刺激を受けることができます。AI研究でビジネスにおける分析の視点やフレームワークを習得、世界の問題を解決するプランを提案します。また各種ビジネスコンテストにも積極的にチャレンジし、優勝を狙います。

字面だけで、圧がすごい。岡田清弘学園長に解説してもらった。

「14年度から指定されていた文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)が18年度で終了したため、それまでに構築したプログラムをさらに進化させました。グローバルリーダー育成を目指す本校としては、さまざまな分野で活躍する人材を輩出したい。生徒たちにいろいろな選択肢を見せる必要性も感じていたところでした」(岡田先生、以下同)

海外探究プログラムとは、高1で、インド、ベトナム・カンボジア、中国の3コースのうち1コースを選択して訪問するプログラム。次世代リーダー養成プログラムは、高1または高2でアメリカのボストンを訪れ、ハーバード大学でワークショップ形式の授業を体験したり、マサチューセッツ工科大学で日本人留学生や研究者と交流したり、シリコンバレーの企業を訪問するというもの。

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