BOSE完全無線イヤホン ノイキャン初搭載、高い完成度「年の差30」最新AV探訪

BOSEが完全ワイヤレスイヤホン「Bose QuietComfort Earbuds」を発売した。BOSEが完全ワイヤレスイヤホンを発売するのは2017年の「SoundSport Free wireless headphones」以来、約3年ぶりとなる。しかも今回は前作にはなかったノイズキャンセリング機能搭載だ。どう進化したのか。昭和世代のAV評論家と平成生まれのライターが聴いた。

BOSEの完全無線として初めてノイキャンを搭載

「Bose QuietComfort Earbuds」(税込み3万3000円)。カラーは写真の「トリプルブラック」と「ソープストーン」の2色

小沼(28歳のライター) 今回はBOSEの3年ぶりとなる完全ワイヤレスイヤホン「Bose QuietComfort Earbuds」です。

小原(56歳のオーディオ・ビジュアル評論家) 今回は前作にはなかったノイズキャンセリング機能を搭載しているんですよね。何といってもBOSEはノイキャンを発明したメーカーですから、期待値は高いです。

小沼 えっ、そうなんですか?

小原 BOSE創業者のアマー・G・ボーズ博士がジェット機に搭乗したとき、エンジン音の騒がしさに驚いて「これを打ち消すことはできないか」と考えたのがきっかけなんですよ。そのフライト中に「音を逆位相の信号で中和させる」という、現在のノイキャンの基本的な仕組みを思いついたといいます。当初はパイロット向けの製品として作られていて、一般向けは2000年に「QuietComfort」が発売されました。

小沼 知らなかった……じゃあ、「QuietComfort」シリーズは20周年なんですか。今作も「QuietComfort」の名を冠しています。これは期待が高まりますね。

イヤホンマイクによるアクティブなノイズキャンセリングに加え、耳にフィットするイヤーノズルによる物理的なノイズキャンセリングも雑音を遮断する

新幹線でも圧倒的な静けさを提供

小沼 まず、使ってみていかがでしたか?

小原 完成度が高く、さすがBOSEだと思いました。これまでの技術の蓄積が相当に生かされていると思います。たまたま出張で東北新幹線に乗ったのですが、「Bose QuietComfort Earbuds」の装着時は本当に快適でした。新幹線独特のゴーッという音がほとんど気にならなくて、車内アナウンスがかすかに何か言っているのが分かるくらい。新幹線でこれだけ静けさをもたらしてくれるのはすごいと思います。

小沼 装着した途端、雑音が驚くほどきれいに消えますよね。即座に効果を実感できて、僕も「これはすごい!」と思いました。ノイズキャンセリングは0から10の11段階があり、左のイヤホンをダブルタップすることで0、5、10の3つのレベルに即座に切り替えられます。

小原 電車のアナウンスなどを聞きたいときにすぐ切り替えられるのは使い勝手がいいですね。アプリの使い勝手はどうですか?

小沼 設定できるのは音量とノイズキャンセリングで、イコライザーなどはありません。アプリでは左イヤホンをタップしたときのノイズキャンセリングのレベルを3、7、10のように自分好みに設定できるので、使える人は併用するとより便利です。

アプリではバッテリー残量の確認の他、音量、ノイズキャンセリングのレベルを調整できる
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