ラジオで人気上昇、Creepy Nuts 菅田将暉とコラボ曲

日経エンタテインメント!

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ミジュージシャンとしてだけでなく、ラジオ番組『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)のパーソナリティーとしても人気を集めるヒップホップユニットCreepy Nuts(クリーピーナッツ)。彼らがラジオに感じている魅力や、ラジオがきっかけとなって生まれた、俳優・菅田将暉との楽曲『サントラ』『日曜日よりの使者』の制作秘話などについて聞いた。

1991年生まれ、大阪府出身のR-指定(左)と、1990年生まれ、新潟県出身のDJ松永(右)による、1MC1DJのヒップホップユニット。2013年結成、17年メジャーデビュー。今年2月に『オトナ』、7月に『サントラ』を配信でリリース。11月11、12日に初の日本武道館公演を予定(写真:佐賀章広)

スマホやパソコンで聴けるようになったことで、近年再注目を浴びているラジオ。SNSの台頭で、人柄やパーソナリティーがファン獲得につながる流れが生まれており、リスナーと距離の近いラジオを重視するミュージシャンも出てきている。

2018年4月から毎週、『オールナイトニッポン0(ZERO)』で見事な掛け合いを披露し、多くのリスナーを獲得しているのが、Creepy Nuts。MCバトル番組『フリースタイルダンジョン』での活躍を筆頭に、今や日本を代表するラッパーのR‐指定と、昨年DJイベント「DMC」で世界一に輝いたDJ松永による、2人組ヒップホップユニットだ。

トークの内容は、音楽の話はもちろんのこと、非モテトークから大好きなケンタッキー・フライド・チキンの話まで、深夜のAMラジオ感あふれるのが特徴だ。ラジオは音楽活動を行う上で、非常に大きな存在になっているという。

ラジオがライフラインに

DJ松永(以下、松永) 始めて3年になるんですけど、僕たちの曲を聴いてくれる人が明らかに増えたし、ライブの客層もガラッと変わりましたね。もともとはRさんのMCバトルのイメージが先行していたので、割とヤンキー的なファンが多かったんです。

R‐指定 確かにそうやったね(笑)。

松永 そこから『たりないふたり』(16年)という1stアルバムを出して、自分たちの音楽性や主張みたいなものを知ってもらえ、内省的なタイプのお客さんも増えていって。それでラジオをやるようになったら、いわば普通に道を歩いてるような人がライブに来てくれるようになりました。

R‐指定 ラジオから入ってきてくれたお客さんだと、音楽のライブに行くのが、俺らのが初めてみたいな人たちも結構多いみたいで。すごいうれしそうに見てくれてるんですけど、最初はどうノッていいのか分からない感じも。ただライブを重ねるにつれて、徐々に慣れていってくれてる感じもうれしいですね。

松永 あとラジオって、日常で起こった失敗談なども全部昇華できる受け皿でもあるんです。別にヘマをしても、ラジオでしゃべったらプラマイゼロ、むしろプラスになることもあったり(笑)。特に僕はDJなので歌詞も書かないし、SNSもあまりやらないので発信する場所がない。一種のライフラインみたいになってます。

R‐指定 それに、単純に2人ともしゃべるのがめちゃくちゃ好きなんですよね。ラジオをやっている瞬間自体が楽しい。

松永 しかも『オールナイトニッポン0(ZERO)』は深夜3時スタートなので、聴く側も労力をかけないとたどり着けない。だからふるいにかけられるんです。愛のある人だけが深夜3時に到達するというか。そうなってくると、全然語弊のあることも言えちゃう(笑)。リスナーがすごく汲み取ってくれるので、デリカシーのない自分を出せる場でもありますね。

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