自動計測の実力は? 10日ほど試してみた

個人的にも気になるGoBe3を今回、いち早く検証する機会を得たので、レビュー形式で紹介しよう。まず製品の第一印象だが、やや厚みのあるスポーツウオッチといった感じ。計測精度を高めるには、肌に密着させ、かつ1日22時間以上の装着が求められる。背面のセンサーが常に動作しているため、満充電しても1日たつとバッテリー量が20%程度まで減ってしまうなど、バッテリーの駆動時間はやや短めだ。テスト中は起床してから身支度する間や、風呂に入っている間など、隙間時間で充電しながら利用した。そうでもしなければ、バッテリー量が不安だった。

GoBe3を装着したところ。精度を高めるためには1日22時間以上装着すると良いとされる。テスト中は、入浴とバッテリーを充電する時間以外、日中から睡眠中まで装着した

続いて、一番興味のあった摂取カロリーの自動計測機能はどうか。10日間ほどの短期テストだったが、確かに朝昼晩の食事や、午後のおやつを食べると、少し時間をおいて、何かしらのカロリーを摂取したことをGoBe3が検知する。専用アプリ上では、カロリーの消費量と摂取量をグラフ化する「エネルギーバランス」で一覧できるようになっている。

グラフからは食後にグンと摂取量が増え、逆に移動中などはカロリーを消費しているのが読み取れる。ただし、食事内容によってはセンサーが検知する状態になるまで、5~6時間かかることもある。そのためか、本来なら寝ている間に摂取量が増える状況もみられた。

実際に食べた内容とGoBe3が計測したカロリー量は、合致しているのだろうか。厳密にテストしたわけではないが、個人的な感想だと、当たらずといえども遠からずといった感じ。なぜならテスト期間中、体重は横ばいだったのに対し、GoBe3が示した摂取カロリーと消費カロリーもほぼトントンだったからだ。長期間使用してGoBe3が計測する摂取カロリーの傾向が分かってくると、体重管理の目安としては使えるだろう。

このほかGoBe3では水分バランスも計測しており、何度か水分を取るように促されることがあった。自分ではのどが渇くほどの状態ではなかったが、健康上、取ったほうがよいという判断だったのだろう。ふとした気づきをもたらしてくれるのも、GoBe3のような活動量計を使う利点だ。

昨今は活動量計やスマートウオッチで、数多くのメーカーがしのぎをけずっている。その中で摂取カロリーを把握したい人は、このGoBe3が第一候補となるだろう。個人的にはスマホに電話がかかってきたり、LINEで新着メッセージが届いたりしたことを教えてくれる通知機能は欲しかった。だが、それを差し引いても、摂取カロリーの自動計測機能は魅力的と言える。

計測データはスマホの専用アプリ上で詳しく確認できる。上はカロリーの摂取と消費(燃焼)状態を示したエネルギーバランスのグラフ。午前0時と午前5時台は子供の世話で起きたタイミング。午前7時の朝食後から摂取カロリー量が増えている
こちらは水分バランスを計測したデータ。水分レベルが低いと判断すると、腕時計が振動して水分を取るように促す機能もある

明日の第2回は、血液中に含まれる脂質を採血することなく計測できる機器を紹介します。

(ライター 原如宏)

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