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相手が話した英語を誤解して受け取ってしまった。そんな体験はどなたにもあると思います。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんは「日本人が聞き手として勘違いしやすい英語表現がある」と言います。今回は「計画」という意味の、planを使った表現をご紹介したいと思います。

◇  ◇  ◇

これから行われる製品のキャンペーンについて、色々考えていたユウカ。ある提案を思いついたので、それをスティーブに伝えるてみることに。自分のアイデアについて、率直な意見を聞きたかったのですが、そのスティーブの返答を巡って誤解が生じてしまいました。

それはこんな会話でした。

Yuka: I have a proposal for our next campaign.
Steve: Oh, what are you thinking?
Yuka: Well, it's nothing concrete. It's just some things I thought of.
Steve: Okay.
Yuka: The next product is targeted at students, right?
Steve: That's right. It's a service to help with studying.
Yuka: That's why I was thinking that we could get students who use SNS to introduce it.
Steve:How so?
Yuka: Well, we could have them try the service and then post about it every day.
Steve: Like a tie-up? Sounds like a plan!
Yuka: Yes, of course it's still in the planning stage.
Steve: Hmm? Of course it is. It's a good idea, go ahead and continue with it.

日本語に置き換えてみると次のようになります。

ユウカ:次のキャンペーンについて提案があるの。
スティーブ:へえ、どんな感じ?
ユウカ:まだ具体的じゃないんだけど。ちょっと思いついたの。
スティーブ:オーケー。
ユウカ:次の商品はターゲットが学生でしょう?
スティーブ:そうだね、勉強するためのサービスだからね。
ユウカ:だから、SNSをやっている学生に紹介してもらうのはどうかなと思って。
スティーブ:どんな風に?
ユウカ:実際にサービスを使ってもらって、それを記事に毎日投稿してもらうの。
スティーブ:タイアップってことね。いい考えだね!
ユウカ:ええ、もちろんまだ計画の段階だけど……どうかしら……。
スティーブ:え? だから、いいと思うよ、進めようよ。

上記の会話はユウカとスティーブの次のキャンペーンについての話し合いです。ざっくりとしたアイディアなので、みんなの前で正式に発表する前に、軽く聞いてもらいたかっただけなのですが、スティーブの返事の意味をユウカは取りきれず、やや困惑してしまいました。

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