旅の終わりは「粋な計らい」の豪華共演

普段は並ぶことはない「ななつ星in九州」と「36ぷらす3」の共演
令和2年7月豪雨で被災した肥薩線を走っていた2列車。特別運行中の博多駅で出合うことができました

ゴールの博多駅に到着。この日と翌週の2回限定で7周年を迎えた先輩クルーズトレイン「ななつ星in九州」と並ぶサプライズ。到着番線や時刻をやりくりして実現させたそうです。

両方とも輝きがあって荘厳ですね。ななつ星から見たら、おっ若者きたな~って感じでしょうか。

今回、めちゃくちゃ楽しい旅でした。ぜひ、5日間通しで乗って九州一周してみたいし、四季折々の変化も体験してみたいです。

人と触れ合い、車内で知識を深めるなど、自分で体験したことは思い出になり、絶対忘れないと思います。以前、水戸岡先生にインタビューした時に「気づきが大事です」と言われたのですが、今回の旅でたくさんの発見があったことは良かったと思います。

九州が手をとりあって、この列車を盛り上げていこうというパワーが感じられました。そして地元で列車が走ることに対して「おもてなし」の心で接してくれるみなさんの気持ちが伝わってきて、鉄道と地域の間には切れない縁があるのだと感じました。地元のみなさん、特に子供たちが旗を振ってくれたのが泣けました。

曜日で運行区間を変えて5日間で九州一周するという、これまでなかったコンセプト。2020年に九州でまた一つ、列車の旅のスタイルに「革命」が起きました。私はその瞬間をしかと見届けることができました。今後の九州の旅に、さらに厚みが出ると思います。

この運行スタイルがスタンダードになって全国的に色々な展開が生まれていってほしい。「36ぷらす3」も車両編成が増えて、ますます利用しやすくなっていくことを祈ります。

(写真 崎戸秀樹)