中津駅ではお弁当の積み込みを見学

中津駅では当日のランチのお弁当をお料理いただいた「筑紫亭」のご主人 土生(はぶ)隆一さんと記念撮影
途中駅での食材積み込みも今や希少な場面

「36ぷらす3」の魅力の一つは、毎日、走行区間の名店の料理人たちが、旬の食材を丹精に仕上げたお弁当を車内で味わえること。中津駅では、出来たてのお弁当の積み込みシーンを見学。

料理を作られた「筑紫亭」の女将の土生かおるさんにも、話を聞いてみました。

「さすが水戸岡先生のプロジェクトで、伝統文化を活用されているのが素晴らしいですね。私たちも中津耶馬渓の大自然で育まれた食材を中心に作ったお料理で、みなさんに少しでも喜んでいただけたらと思います」

わ~! これは何なんだ~! これはすごい! レベル高すぎではないですか
中津特産のハモと大分の旬の食材たっぷりの「筑紫亭昼膳」、ドリンク、スープつき。787系にちなみ、つばめをかたどった食材も入っている

中津を発車すると客室乗務員さんによる配膳サービスが始まります。

「中津の特産品ハモを使用した料理が中心でございまして、大分の食材をふんだんに使用しています。レンコン餅が入ったスープは温かいうちにお召し上がりください」

スープがあるなんて! 温かくてショウガの匂いがしてうれしいですね。すごく思いが詰まった料理なんだろうなと思いながら食べました。ハモ、めちゃくちゃおいしかったです。列車の中でミシュラン一つ星の味が味わえるなんて感動的でした。

旅はまだまだ続きます。後編の「南田裕介も感心 JR九州「36ぷらす3」の畳敷き車両」もお楽しみください。

(写真 崎戸秀樹)