6両編成の車体番号は全車363!

車体には列車名を示す36個と3個の星もあしらわれています

列車名「36ぷらす3」の由来は、世界で36番目に大きい島・九州で、この列車で驚き、感動、幸せの3つをお届けし、「お客さま、地域の皆さま、私たち」が一つになって39(サンキュー!)=感謝の輪を広げていきたいというJR九州の思いが込められています。

車体番号は何と全部の車両を「363」番に改番、編成番号もBM363にするなど、よく見ないと気が付かない部分へのこだわりにもビックリです。

これが787系の車内?と驚く1~3号車個室車

1号車4人用個室、部屋により内装や趣が大きく異なります
この日の担当客室乗務員は椎葉保奈美さん、先日リモート出演で番組共演していただいた方でした

私たちは2号車6人用個室を利用させていただきました。個室内には荷物棚がないので別にクロークスペースがあり、大きな荷物や上着を収納してくれます。

個室内はパーテーションが低いので、天井が抜けていて圧迫感がありません。みんなで旅している感じがしていいですね。個室の入り口の左右が伝統工芸の大川組子になっているので、明るくて狭く感じない。快適に過ごせる工夫がたくさんあり、さすが匠の仕事だと感じました。都会的デザインの中に障子とか使う発想はなかったですね。

個室の横の片側通路は、かつてのブルートレイン感があって素敵な空間
1号車の個室間で左右通路が入れ替わる所に鏡が配置され、カーブミラーの役割も
個室は扉がない代わりに、ブラインドを下ろすとプライベート感も増す。パーテーション上には編成中2羽いるという、つばめの隠しモニュメントが

杵築駅で地元のみなさんの「おもてなし停車」

長い乗車時間だが、ホームに降りて地元のみなさんとのふれあいもまた楽しい時間

大分から約30分、杵築駅で「おもてなし停車」。杵築市、国東市のみなさんが大歓迎。ホーム市を開催していただき、特産品が買えました。今回は立ち寄れなかった国東半島を知ることができ、貴重な時間になりました。

発車3分前になると、客室乗務員さんがハンドベルを鳴らして知らせてくれます
杵築駅のみなさんのお見送りを受けながら発車
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中津駅ではお弁当の積み込みを見学