お手入れ簡単、雑菌を抑制 リビング対応の加湿器4選

だんだん気温が低くなり、エアコン暖房を使い始めると室内の湿度も下がる。すると、肌やのどが乾燥し、また、ウイルスの活動が活発になって、風邪をひきやすくなることも。そんなときには加湿器を採り入れたい。今回は広いリビングにも置けるパワーとデザイン性を兼ね備えた高機能加湿器を4機種紹介する。

加湿器選びの際、最初に確認しておきたいのが加湿方式だ。それぞれメリット、デメリットがあるため、特性を知ったうえで目的に合わせて選ぶ必要がある。主な加湿方式は「超音波式」「スチーム式」「気化式」「ハイブリッド式」の4種類。

「超音波式」は、水に超音波振動を与えることで発生したミストをファンで送り出す。製品は安価で消費電力も少ないが、水中に雑菌があると一緒に空気中に放出されてしまうため、常に清潔に保つ必要がある。また水道水に含まれるカルシウム成分のカルキが室内に付着する場合もある。

「スチーム式」は、ヒーターで水を加熱し、発生した湯気をファンで送り出す。水を加熱しているため雑菌が少なく、加湿力もパワフルだが、熱くなるためヤケドに注意が必要。電気代も高くなる。

「気化式」は、フィルターに水を浸透させ、ファンで風を当てて蒸発させることで加湿する。水がいったんフィルターを通っているので雑菌が少なく、消費電力も少ないが、ほかに比べて加湿力が弱く、大型ファンを必要とするため本体が大きくなりがちだ。

そして、これらの方式をベースにしつつ、機能を組み合わせることでより快適に使えるのが「ハイブリッド式」だ。

お手入れはトレイカバーを換えるだけ ダイニチ工業

 

2003年の販売開始より累計生産台数300万台を達成したダイニチ工業の加湿器。HD-LX1220の適用床面積はプレハブ洋室33畳・木造和室20畳。実勢価格は4万2000円前後(税込み。価格は10月下旬、家電量販店で調査。以下同)

ダイニチ工業のLXシリーズは、2つの加湿方式を湿度に応じて自動で切り替えるハイブリッド式加湿器。室内の湿度が低いときはヒーターをつけて温風を当てる「温風気化式」で一気に加湿し、設定湿度に達するとヒーターをオフにして、電気代を抑える。加湿量は1時間当たり1200ミリリットル(標準運転時)とパワフル。水の粒子が細かいため部屋に広がりやすく、設定湿度をキープするので過加湿の心配もないという。

トレーの手入れは「カンタン取替えトレイカバー」を取り換えるだけ。3枚セットで1650円

加湿器は雑菌の繁殖を防ぐためお手入れが欠かせないが、本製品は使い捨ての「カンタン取替えトレイカバー」を導入。トレーの中にセットしておき、1シーズンに1回または汚れが気になったタイミングで取り換えるだけで、トレー内を清潔に保てる。さらにトレー自体も抗菌加工を施し、雑菌の繁殖を抑えるという。

パワフルでありながら、コンパクトなサイズ感とスタイリッシュなデザインも人気

抗菌プレートが雑菌99.9%除去 カドー

円柱のタンクが、水分を運ぶ植物の茎(ステム/stem)をイメージしていることから命名された、カドーの「STEM630i」。適用床面積はプレハブ洋室17畳。実勢価格は5万円前後

空気清浄機や加湿器などの開発・販売を手掛けるカドーの超音波式加湿器「STEM(ステム)630i」はオブジェのようなデザインが特徴。床から吹き出し口まで約85センチメートルの高さがあり、マイクロミストが最大約1.2メートル舞い上がる。高い位置から噴霧し、空気中の対流に乗せることで、ミストが部屋の広範囲に降り注ぐという。給水はタンク上部のフタをスライドさせて、上から水を注ぐだけ。立ったままの姿勢でラクに注げる。

1時間当たり最大約600ミリリットルの加湿能力で、部屋全体を素早く理想的な湿度に保つという

水槽内に特殊な抗菌プレートを搭載しているため、カビや細菌を99.9%まで除去。またフィルターカートリッジに「高性能イオン交換樹脂」を使用することで、周辺へのカルキ成分の付着を99%以上抑えるという。スマートフォンにダウンロードした「cado syncアプリ」と連携すれば、外出先から空気の状態を確認できるなどリモート操作も可能だ。

室内の湿度とタンクの状態をLEDの光で知らせるため、過加湿による結露防止と電気代の節約にもつながる
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