(写真:橋本勝美)

志村さんとの時間は宝物

「『志村どうぶつ園』で、園長の志村けんさんと一緒に番組ができた約3年は、宝物のような時間でした。子どもの頃、ドリフターズの志村さんが大好きだったけど、今ではチンパンジーのパンくんやプリンちゃんと一緒の志村さんが頭に焼きついています。収録前に、必ずみなさんとお話しする時間を取ってくれて、(近藤)春菜さんの洋服をいじったりして、『緊張しないように」と笑わせてくれた優しい園長は、ずっと私のスターです。

この『好きなMC』のランキングのことを聞いたとき、1位はさんまさんだとして、私の予想での2位はバナナマンさんでした。『沸騰ワード10』の収録の日は、お正月に実家に帰るワクワクに近い安心感があります。設楽(統)さんは、『そこまで考えてなかった』ってところまで追求してきて、でもそれが全然恐くなくて、むしろ『設楽さんに聞いてもらえた、ラッキー!』という感じ。日村(勇紀)さんは、絶対に人を突き放さない優しさがあって、肩を組んで進んでくれるだけじゃなく、『よっこらしょ』っておんぶまでしてくれるような方。お2人の仲良しのやりとりも、大、大、大好きなんです。

(写真:橋本勝美)

他にも、特番の『初対面トークショー!! 内村カレンの相席どうですか』(フジ系)でご一緒している内村(光良)さんは、隣に座ると大物のスイッチを切ってくださる、大きな穏やかな川のような方です。スタジオって、MCの方が違うだけで、世界がガラッと変わるんですよね。改めてみなさん、すごいんだなって思います」

この1年間で特に印象に残っているのは、元日の特番『NOと言わない!カレン食堂』(テレビ朝日系)だという。MCとしてゲストとトークし、料理を振る舞う企画だった。

「責任重大で逃げ場がなくて、考え方が変わりました。どうやってゲストさんに楽しんでもらうか、真剣に考える機会になって。初めて、事前打ち合わせにも参加できたんですよ。このときはサバンナの高橋茂雄さんが仕切って、支えてくれました。私がリーダーでやれるときって、いつも強力な味方がいてくれるんですよね。今の課題は、待つのではなく、きちんと話を振れるようになることです。

私の憧れは、黒柳徹子さん。聞き下手なのが私の1番の弱点ではありますが(笑)。1対1のトークでゲストさんを輝かせられるなんて、本当にカッコいい。人を輝かせられるようになるのが目標です」

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2020年10月号の記事を再構成]

エンタメ!連載記事一覧