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「0秒レモンサワー」には、自分で選んだレモンシロップを好きな濃さで入れることができる。「おやじのレモン」はカロリー控えめ

その「金色に輝くタワー」こそが、同店名物「0秒レモンサワー」の源泉だ。その仕組みを解説しよう。飲み放題は、60分500円(税別、以下同)。再延長は30分300円で、90分が最大滞在時間となる。氷入りのジョッキを渡され、そこにサワーを注ぐ。テーブルやカウンターの下には、タワーにサワーを供給する機械があり、タワーはそれと直結している。ビールサーバーが下でたる生とつながっていることを想像してもらえば分かりやすいだろう。

面白いのが、サワーに注ぐレモンシロップを選べることだ。王道の「ど真ん中レモン」や、カロリー控えめの「おやじのレモン」、すっぱさを追求した「すっぱいい!!レモン」など10種類があり、そこから2種を選ぶことができる。人気は「ど真ん中レモン」や、「はちみつ仕込み檸檬(れもん)しらっぷ」という。容器に入ったシロップを席に置いていってくれる。

この仕組みが良いところは、シロップの味の濃さを自分で調節できることだ。すっぱい味が好きであれば、多めに入れればいいし、飲んでみてすっぱ過ぎれば、減らすことができる。店にとってもスタッフが作らなくてよくて、お客好みの味を実現できる。これ考えた人は、天才ではないか。

0秒レモンサワーが受けたのは、いちいちスタッフを呼ばなくても自分のペースで飲めるから。加えて、それがスタッフの余裕のサービスにもつながっている。

経営するGOSSO(東京・渋谷)の藤田建社長は、「タワーの面白さもありますが、0秒レモンサワーが受けたのは、『ストレスフリー』だからじゃないかと考えています。いちいちスタッフを呼ばなくても自分のペースで飲める。味も自分好みにできる。ストレス社会で、面倒臭いことをやらなくて済むことが評価されていると思います」という。店にとっても人手がかからず、ありがたいことだろう。しかも対人接触を極力避けられるので、withコロナ時代には、うまく合っている。注文もタッチパネルだ。

ちなみに筆者は、焼酎濃いめが好きなので、店長らしき人に「濃いめ、できませんか?」と尋ねたら、グラスに2杯分くらいの焼酎を持ってきてくれた。しかも無料という。取材だと明かしたわけではなかったが、こうしたことができるのも、スタッフの負担が少ないからだろう。

「0秒レモンサワー」と並んでもう一つの売り物が「仙台ホルモン」。おいしい焼き方を図解で説明している

もう一つの売り物である仙台ホルモンも、なかなかのものだ。

実は「ときわ亭」は、仙台を中心に展開する繁盛ホルモン店だ。その人気ぶりを見たGOSSOの藤田社長が展開権を得て、「0秒レモンサワー」を加えて開店した経緯がある。

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