夕景のお堀端を撮影した。微妙に色づいた夕方の雰囲気を的確なホワイトバランスでキャプチャーできた。より解像度の高い仕上がりを望むなら、9600万画素相当の高解像撮影モード「ハイレゾモード」も使える。これはボディー内手ぶれ補正の機構を利用しセンサーをシフトさせながら8回連続で自動撮影し、カメラ内で自動合成処理を行う機能である
再開発真っ只中(ただなか)の渋谷。その雨の夜を撮り歩いた。「デュアルネイティブISOテクノロジー」による高感度特性は光量の乏しいシーンでもノイズの少ない結果が得られる。高感度プラス「Dual I.S.2」との組み合わせは鬼に金棒だ。シーリングをふんだんに施したボディーは防じん防滴仕様。このような撮影も難なくこなす
キットレンズの「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」も小型軽量にかかわらず写りがいい。逆光時でもゴーストが少なく、20ミリから安心してワイドに光源を入れた撮影が可能だ。里山から立ちのぼるたき火の煙も緻密に捉えてくれた。ライカLマウントはこれからもレンズが増えてくるので楽しみなレンズマウントだ。特にシグマのレンズは高性能かつリーズナブルな価格なので期待できる
フルサイズながら小型軽量で防じん防滴仕様、SDカードデュアルスロット、ボディー内手ぶれ補正機構、優れた高感度特性、USB充電・給電、豊富な動画撮影フォーマットと、「LUMIX S5」はライカLマウント機の新しいスタンダードと言える。その軽快さを生かしたアウトドア領域での撮影も楽しめそうだ。里山で秋のシーンを撮ったがフルサイズらしい伸びやかな発色が気に入った。多くの人に試してもらいたいカメラに仕上がっている
三井公一
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影している。2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。http://sasurau.com/
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