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40代から究める「ひとり力」 役職不要、外見は大事

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NIKKEI STYLE

日経ウーマン

国立社会保障・人口問題研究所によると、10年後には、女性の4人にひとりが生涯シングルとなる見込み。さらに新型コロナウイルスによって、職場や通勤習慣など、いつもの日常から離れた「ひとり時間」を多くの人が経験しました。この機会に、おとなの「ひとり力」について考えてみませんか。

40代以上シングル読者のリアルボイス

日経WOMAN「40代からのシングル人生」調査より。アンケートは2020年4月、40歳以上の独身女性を対象に日経WOMAN公式サイトで実施。有効回答234。回答者のうち26%が離婚経験あり。回答の合計は小数点以下の切り捨てにより100%にならない場合がある。

今後、結婚を「したい人」派と「したくない人」派が拮抗している。

「したい」派の声で多かったのが、「ひとりが寂しい」「誰かといたほうが楽しい」「老後の生活が不安」「一度は結婚をしてみたい」

「したくない」派の声で多かったのは、「ひとりが楽しい」「結婚は大変(夫の世話、家族との付き合い)」「結婚制度に疑問がある」

ひとりは楽しいか寂しいか。感じ方次第で結婚への考えが分かれる。数字が拮抗しているのは両方の感情が表裏一体だからかもしれない。

一方、シングル生活には7割が満足している。

シングル生活に満足している理由は、

○「自分の面倒は自分で見られて、自分の収入でほどほどに生活ができているから」(49歳・東京都・会社員)

○「自由に転職し、自由に住む国を選び、自由にお金を使える。誰かに相談しなくても自分の人生を決められる」(50歳・契約社員)

○「今の生活で十分満足だが1度くらい結婚してみてもよい。ただし、できれば同じマンションでの別居を希望。なぜなら、ひとりの時間がなくなるから」53歳・千葉県・会社員)

シングル生活の満足度は総じて高い。離婚経験者からは「夫に尽くしすぎて疲れた」という声も。少数の「不満」派は、「1度は結婚もしてみたい」など、いわば未知の体験への興味が目立った。

今後の人生で不安なこととしては、健康、お金、親の介護を半数以上が選んだ一方、「貧困」は37.6%、「孤独死」は35.3%にとどまった。仕事も友人もいればこその結果。

「ひとり力」を高めるには、「お金」「外見」「人」が必要と答える人が多かった。

一方、「不要」と答えた人が多かったのは「子ども」「役職や地位」「投資経験」。

「チャンスが広がる人脈」は欲しいが、「役職や地位」はいらない。やりがいのある仕事でマイペースに働き続けたいと考えるシングル多し!

読者が考える「ひとり力」が高まる マイルールとは

○「ひとりで気後れしないでどこにでも行けるように、世の中のことを知っておく。ある程度の見た目の良さを保つこと」(42歳・滋賀県・会社員)

○「毎週末、必ず10キロメートル走る。平日はピラティスをやる。お化粧は全くしないが、健康なためいつも若く見られます。45歳までに2億円の貯金をする目標も達成!これからは、給料が少なくても好きな仕事をします」(50歳・会社員)

○「人生は短く、無駄に過ごすことはもったいないです!アルコール、たばこ、ギャンブルはやりません。加えて、面倒な人間関係に巻き込まれたら『逃げ足は速く』を心がけています」(42歳・石川県・契約社員)

○自分らしく、好きなことだけして生きる。1度の人生だから無駄な結婚ももうしたくない。幸いひとりで生きていけるスキルとバイタリティーもあるので。(49歳・派遣社員)

○「今、何がやりたいか、それができる環境や状態か?少し先の自分のために人生の戦略を練ります。間違えても合わなかっただけ、軌道修正したらいい」(47歳・愛知県・会社員)

○「友達は信用できる人だけ。むやみやたらに増やさない。仕事とプライベートの人間関係をできるだけ分けるが、人には公平に接する。自分でできることを増やすが、苦手なことやできないことは、素直に人に頼る」(49歳・東京都・契約社員)

○「『推し』は必要。 推しがいれば毎日が充実して、たいていのことは乗り越えられるし、関係の濃い友達も増える」(47歳・千葉県・会社員)

○「仕事以外でもいい人間関係をつくること。家族・親戚、学生時代や地元の友人、地域活動やNPO活動など。40代以降になると、既婚&子持ちの友人たちも子育てから手が離れて、また話が合うようになります」(55歳・大阪府・会社員)

○「部屋をこまめに掃除する。清潔だと落ち着きます」(50歳・神奈川県・会社員)

40代・50代のひとり力のヒミツ「みんなちがって、みんないい」

シングル生活って自由な分、不安もある? この先の仕事や家族関係はどう考えている? 40~50代の先輩たちに思い切り直球で聞いてみたら、人それぞれの「ひとり力」のヒミツに出合えました!

<ケース1>貯蓄は苦手。でも、ローンはきちんと返せる!性格を生かして、家を2軒購入

石崎旬子 さん(仮名・50歳)
建設業、技術者
結婚歴:なし
手取り年収:900万円程度
金融資産:800万円程度

「結婚願望はほぼゼロ。とことんマイペースだからかな。誰かと一緒に暮らすことが想像できないんです」と石崎旬子さん。

建設業の近代化を推進する仕組みづくりを担当。「若い人たちが建設業界で働きたくなる環境を整える」仕事で実績を上げている。その日のペースで残業したり、職場の仲間の飲みの誘いに乗ったり。誰にも気兼ねない暮らしが性に合っている。

そんな石崎さんを迎えるのがお気に入りの部屋。都心の真ん中ながら、下町情緒ある、景観が美しい街。当初は賃貸住まいだったが、頭金100万円、家賃と同額の月9万円の住宅ローン返済で買える物件を近所に見つけ、34歳で購入した。

「貯蓄は苦手ですが、ローンはきちんと返す性格」と言う石崎さんに合う資産づくりでもあった。43歳で再び近所で見つけた今のマンションに住み替える。

決め手は、2LDK50平方メートルの広さ。以前は、家での食事に少人数しか招待できなかった。「50代以降はもう少しくつろいでもらえる家がよいな」。"身の丈に合った心地良さのあるひとり暮らし"の条件を頭に入れ、物件チェックを重ねた。

1軒目の住まいは賃貸に。今の家の住宅ローンはその家賃収入と繰り上げ返済で定年までの完済を目指している。

【ひとり力のヒミツ1】
50代からを心地よく過ごせる住まい。ローンは1軒目の家賃収入で返済

リビングには、広げると7人が座れる折り畳み式テーブルが。人をたくさん招いて食事ができるダイニングテーブルを置ける広さにこだわった。

カウンターキッチンには家電製品や調味料を収納したスチールラック。全体がシルバーで統一され、リビングから見てもスッキリ。

【ひとり力のヒミツ2】
DIY好き! お金をかけずにインテリアを楽しみながら進化

週末のひとり時間に、DIYを楽しむことも。鮮やかな飾りボードは、マリメッコの端切れをベニヤ板に貼った低コストな手作り品。

寝室の壁に自ら穴を開け、イケアの書棚2本を埋め込んだ。「家の間取り図をじっくり見ていてひらめいたアイデアです」。

【ひとり力のヒミツ3】
旅友達やご近所の飲食店、人間関係はいい距離感で長く

友人と旅したスペインで購入した絵皿は太陽の柄。人付き合いはいい距離感で長く。お気に入りの飲食店には10年来通う。

<ケース2>見た目も中身も「おばさん」にならない!美容と自己投資にお金を使います

三浦千佳子 さん(仮名・50歳)
電機メーカー・役員秘書
結婚歴:あり
手取り年収:400万円
金融資産:2000万円

自宅の住宅ローンは完済済み。手取り月収の35%を積立貯蓄・投資にあてており、金融資産はすでに2000万円。今後は、役員秘書の仕事を定年まで続け、可能なら嘱託で続けるつもり。

ひとりマネー力は万全な三浦千佳子さんが意識しているのが、見た目も中身も「おばさん」にならないこと。

服飾費は年10万~20万円。「カッコよくクールに見せたいので、シンプルで素材のいいセットアップをよく着ます。全身で2~3色に抑えることもポイントです」。さらに年に一度、自分へのご褒美としてコートやバッグを購入することも。

美容予算はネイル年10万円、美容院年6万円。「髪がパサパサだと老けて見えるので」、シャンプーやトリートメントは2000円以上のものを選ぶ。

子供の頃から習っていた書道を38歳で学び直し、師範の資格を取得。月に2回、地元の公民館で書道を教えている。副業収入は自身の書道の個人指導代に使い、さらに腕を磨く。

40代から始めたヨガで、「バツイチ、ひとり暮らし、猫好き」仲間ができた。楽しい時間はインスタにアップ。「毎日更新を心がけているので、新しい体験に積極的になりました。ひとりでもおっくうがらずにいられ、いい刺激になっています」。

【ひとり力のヒミツ1】
離婚を機に「学び直し」、趣味の書道を副業に

展覧会に出品した書が、インテリアにマッチ。「書を洋室に飾るとモダンですてきですよ」。

友人を自宅に招いての食事会ではお品書きもさらさらと毛筆で。

【ひとり力のヒミツ2】
おしゃれ大好き! 年齢を重ねてもカッコよくいたい

髪次第で老け見えも。だからシャンプーは2000円以上のものを選ぶ。お気に入りのシャンプーはヘッドスパ専門店の「アミフレグランス」(2200円)。

年に1度、コートやバッグをご褒美消費する。自分への「ご褒美消費」も服が多い。プラダのコートは株主優待割引を使い、百貨店で30万円。

【ひとり力のヒミツ3】
毎日のインスタグラム。「映え」を求めて外出が増えた!

一緒に暮らして7年の愛猫はインスタの人気者。アンモナイトのような形になって眠る愛猫は名付けて「ニャンモナイト」。写真右は夏の奈良の燈花会。

(取材・文 安原ゆかり、写真 洞澤佐智子=石崎さん)

[日経ウーマン 2020年7月号の記事を再構成]

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