Men's Fashion

自転車通勤にもバッチリ 高機能ジャケット×パンツ

トレンド

2020.10.23

LEON

コロナ禍がもたらした変化の中で、多くの男性が見直しているのが自転車。密を避ける新たな通勤手段としてはもちろん、日々の運動不足を解消する手段のひとつとしても有用だから。とは言え、急に全身スポーティな装いという訳にはいかず……。そこで大人が着目すべきが、上品で高機能なウエアなのです。




アクティブで上品な大人のユニフォームが続々!

ビジネスウエアは今回のコロナ禍も手伝って、カジュアル化が加速してきました。同時にドレスクロージングも、カジュアル化のトレンドもあり、より軽くて着心地の良いものが多く登場しています。

そこで俄然注目されてきたのが、スーツの利点である知的でエレガントな見た目と、機能性素材によるストレスフリーな着心地を兼備したセットアップやジャケット。これまではクールビズ対応の春夏アイテムというイメージが強かったのですが、今年の秋冬は多くのブランドから、さらに進化したものが続々リリースされているんです。

ストレッチ素材をはじめ、ちょっとした雨にも対応する撥水加工、吸水速乾性などなど、スポーツウエア顔負けの機能は、当然ながらいま増加中の自転車通勤にもバッチリ。

それでいて見た目はこれまで通り、知的でエレガントでいられるから、ビジネスシーンでも問題なしってわけです。というわけで、そんな高機能ジャケットとセットアップは、時代に敏感な大人たちの新しいユニフォームとして、断然注目なんですね。

コーディネート実例

全身モノトーンなら仕立ての良さが際立ちます

▲ スーツ11万円/タリアトーレ、マスク7200円/エリナム(ともにエストネーション)、カットソー1万5000円/オーエヌオー(買えるLEON)、バッグ6万円/トゥミ(トゥミ・カスタマーセンター)、靴8万8000円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店)

タリアトーレから、予想外のコンセプトで生み出されたのがこちら。仕立ての美しいジャケットと、テーパードパンツという組み合わせはいつも通り安定感抜群なのですが、実はサイクリングに対応する特別仕様なのです。エストネーションのバイヤーによる提案で生まれたこちらの別注作は、素材にストレッチジャージーを採用し、パンツのウエスト部にはゴムリブとドローコードをあしらっています。やはりビズを意識するなら、モノトーン統一が常套手段。コレなら別格のシルエットの美しさがオフィス街で際立ちます。高性能マスクも、黒にこだわりたいところ。

【エイチアイピー バイ ソリード】

大胆なリブランディングで都会のサイクリスト対応に

▲ ジャケット4万8000円、パンツ2万4000円/ともにエイチアイピー バイ ソリード×リーダー(タトラスインターナショナル)

おなじみのソリードが今季大幅なリブランディングを遂げ、機能的な素材やディテールをふんだんに取り入れた、都会的なユーティリティウエアを提案。“東京”をテーマとした第一弾は、米カリフォルニア発の人気自転車ブランド「リーダーバイク」とのコラボレーションによる自転車も登場し、サイクリング対応アイテムが目を引きます。

こちらのセットアップも、撥水性のある4WAYストレッチ素材を採用し、上下ともにパッカブル仕様に。ジャケットはスナップボタン仕様で首元まで閉めることができ、パンツはウエスト部にゴムリブとドローコードを配したイージー仕様。さらに、スマホ用ファスナーポケットを随所にあしらうなど、サイクリストに嬉しいディテールが満載です。

ジャケットを着用しない時には、肩に通して持ち運ぶためのストラップを装備。パッカブル時の収納袋となる内ポケットにあしらったオレンジのテープによって、自転車のサドルに通しておくことが可能。