オンライン面接成功の条件 話は短く、こまめに念押し

見た目の「上から目線」を避ける

――事前の準備は何が必要でしょうか。

「まず、可能な範囲で静かな環境を用意してください。家族がいる場合は、面接の時間だけは静かにしてもらうなど、できる範囲で協力を仰ぎましょう。第二に、マイク付きイヤホンとマイクを準備してください。パソコン、スマートフォンともデバイス本体にマイクを内蔵していますが、本体のマイクは周囲の生活音を拾ってハウリングが起きやすいので、マイク付きのイヤホンを準備しておくことをおすすめします。スマホの場合、固定できるスタンドを準備しカメラ角度を安定させることで、より面接に集中しやすくなります。第三に、面接で使う会議ツールの操作性を確認しましょう。面接の日時が決まったら、企業から面接で使用するウェブ会議ツールの指定があるので、面接当日までにマイクの音量テストなど、ツールが実際に使えるか試してみましょう」

――面接当日の注意事項は。

「インターネット環境を整えておくことは言うまでもありません。カメラの角度にも注意が必要です。パソコンのカメラは、顔に対して真正面を向いていますが、スマホはデスクに置くと、上からカメラをのぞき込んでいるように映ります。『上から目線』の印象を持たれる可能性もあるので、台の上に置くなどして、顔が真正面を向く位置にスマホを固定しておくとよいでしょう。面接中は対話相手の目を見て話せるよう、画面ではなくカメラを見るよう心がけてください」

「デバイスの画面越しだと、相手の反応が分かりづらいと感じることもあると思いますが、緊張して一方的に話し続けないよう気をつけましょう。やや大きめにうなずいたり、しっかりした声で相づちを打ったりすると好印象だと思います。オンラインでは表情が読み取りにくい場合があるので、しっかりと聞いている姿勢を示しましょう。対面での面接以上に、相手に聞き取りやすいように話す気遣いが重要になります。『~ということで合っていますでしょうか』という理解のための聞き返しや『ここまでで以上ですが、伝わりましたでしょうか』という相手への投げかけなど、聞き手への気遣いが面接にプラスに働くと思います。また、常に結論から先に話し、伝えたいことを明確に伝えるよう意識してください。話す内容を事前にしっかりとまとめ、相手に分かりやすい表現で、端的に話すことを心がけてください」

「ヘアメークは基本、通常と同じで構いませんが、画面が暗くなりやすい場合は、できるだけ髪をまとめ、顔周りが見えるようにすると表情が見えやすくなります。服装は、一部企業で『カジュアルな服装で』と指定されるケースもありますが、通常はスーツまたはトップスにジャケットといったスタイルを着用したほうが無難でしょう。カメラに映らない下半身を含め、きちんとした服装をしたほうが面接への気持ちも入りやすいと思います」

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