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屋内でも秋を満喫 アウトドアカフェでストレス解消

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新型コロナウイルス感染症対策の影響で、人が密集する飲食店での食事や旅行を避けたりする人が依然多い中、最近注目を集めているのが、屋内ながらアウトドア感覚を楽しめるカフェだ。アウトドア用品に囲まれながらキャンプ飯が味わえるカフェは、旅行するのは難しいという人でも、気軽にアウトドア気分が楽しめる。特に男性客やファミリー層に人気だ。今回は感染症対策をしながら、秋ならではのメニューやサービスを提供している都内の屋内型アウトドアカフェを紹介する。これからの秋の行楽シーズン、遠出をしなくても都心でアウトドアが楽しめる貴重な場だ。

まずは、東京・茅場町に今年6月にオープンした屋内カフェ「REWILD OUTDOOR TOKYO(リワイルド アウトドア トーキョー)」。コンセプトは「都会のカフェでアウトドア体験を」。同店を運営する信光オールウェイズは、2017年にアウトドア事業部を設立。すでに千葉県内に2つの本格的なキャンプ場を運営しているが、都会でより気軽にアウトドアが楽しめる場所を提供したいと、同店の開業に至った。

ビルの1階にあるカフェながら、1歩足を踏み入れると店内には緑が広がり、開放的なアウトドア気分が満喫できる。「内装は森をイメージしています。天井から垂れたグリーンと、不規則な向きに設置された照明で木漏れ日のようなやわらかい光を表現しました。地面は毛足4センチのフカフカとした人工芝を敷き詰めています」と店長の根石聖美さん。

店内の椅子はすべてゆったりと座れるアウトドアチェアだ。店の正面は一面大きなガラス戸になっており、天候が悪い日以外は常に開放しているため、屋内でも空気がこもる心配はないという。

同店の目玉の一つが体験メニュー。店内に設置された焼き台のたき火でマシュマロやフォカッチャを焼いたり、ガスバーナーやコンロを自分で操作したり、料理の仕上げをするといったキャンプの疑似体験ができる。中でも人気なのが、自分で作るスモーク調理メニュー。バーナーコンロに火をつけてダッチオーブンを加熱し、スモーカーを使って食材に薫製香をまとわせて楽しむメニューだ。

揺れる煙、香ばしい香り、食材が焼ける音が重なり、まさに五感で楽しめる体験型メニューで、写真を撮る客も多い。ちなみにガラス戸を開放し、店内換気も十分にしているため、煙で店内が充満することはないようだ。同店では9月から始めた新しい体験メニュー「ジャンバラヤ」が早くも話題。ケイジャンスパイスの効いたピリ辛な味付けなので、寒い季節でも体を温めてくれそうだ。

メニューを注文する際はQRコードをスマホで読み取り、スマホに表示されたメニュー表から選ぶセルフオーダー式。「非接触で注文できるスタイルなので安心です。また、会計はクレジットカードや電子マネーなどで支払う完全キャッシュレスで、現金授受で店員と触れることもありません」と根石さん。同時に、接客が味気ない感じにはならないように、バーナーなどの使い方を店員が客にレクチャーする際にはコミュニケーションを取り、バランスを工夫しているという。

アウトドア総合メーカーのスノーピークが運営する「スノーピークEat 昭島アウトドアヴィレッジ」(東京都昭島市)も、屋内でキャンプの醍醐味が味わえる人気のアウトドアカフェレストラン。アウトドアライフをテーマとした複合商業施設「昭島アウトドアヴィレッジ」内にあるので、アウトドアを趣味とするキャンパーが多く訪れる。座席の一部は芝生が広がる屋外ガーデン席(数席)にもなっており、ペット連れに人気の特等席となっている。

店内で使用しているテーブルや調理器具、食器類のほとんどがスノーピークの製品。物販店舗が併設されているため、気に入ったアイテムは帰り際に店舗で購入することもできる。休日はカフェ利用と店舗利用の両方で多くのファミリー客が訪れている。

屋内施設だが、高い天井と日が差し込む大きな窓、オープンキッチンがあり、かなり開放的な空間。現在は密を避けるため席数を減らして営業している。座席はアウトドアチェアやベンチなどさまざまなタイプがあり、好きな席を選ぶことができる。「季節やニーズに合わせて随時レイアウトを少しずつ変更しており、テント・シェルターの中やタープ下での食事をお楽しみいただける席もあります」と料理長の星佳瑞樹さん。

同店のメニューの特徴はメインディッシュの食材の調理法が選べること。品質にこだわった国産の鶏・豚・牛の3種類の中から食材を選び(ランチは日替わりでいずれか1種のみ)、「焼く」「蒸す」「煮る」から好きな調理法でオーダーする。ダッチオーブンなどを使ったシンプルな調理法なので実際のキャンプでもまねしやすく、素材そのままの味を引き出しているのが特徴だ。

特に人気なのは「北海道産経産牛で作ったぶどうの葉の包み蒸し」。深みのある肉のうま味としっとりと軟らかく蒸した肉の食感、葉の香りやハーブの香りなどが魅力だ。牛肉のうま味とフレッシュなビーツが合わさった「ボルシチ」(調理法は煮込みをセレクト)は、寒い日にオーダーしたい温かい料理だ。「メニューは基本的に通年共通ですが、付け合わせの野菜などは旬のものを使って季節感を出すようにしています」と星さん。

10月からは、昨年も実施した人気の「焚き火プラン」を開始。1組6人まで、利用料金(1組2000円・税込み。飲食代別)を支払えば、屋外席でスノーピークのたき火台を囲んでたき火体験を楽しめる。

屋内カフェ「Outdoor Cafeテント(アウトドアカフェテント)」(東京・木場)はエレベーターの扉が開くとすぐに玄関があり、利用客はそこで靴を脱いで入店する。一面に敷き詰められた人工芝の上を素足で歩くのが楽しさの一つだ。店内はカウンター2席、2人掛けのテーブル席が3席とコンパクトな作りで、小さなテントも一つはってある。

「密を避けるため、席数は通常営業時の半数程度まで減らしています。席の間隔をあけるために店内にテントを設置しましたが、それを目当てに来るご家族連れも増えましたね」と話すのは店長の藤井のぞみさん。藤井さんのご主人がアウトドア好きで、キャンプの楽しさやキャンプで食べる食事のおいしさをこの機会に知ってほしいと、2017年に夫婦で店をオープンした。食事の提供のほか、店内で中古キャンプ道具の販売も行っている。

屋内のためたき火を利用した調理はすることができない。それでも店に来た人にはキャンプに来たような気分を味わってもらおうと、IH調理ができるスキレットを使用したり、食器にアウトドアブランドを取り入れたり、工夫を施しているという。親子連れが多く訪れるため、キッズメニューも豊富だ。

今年9月から提供を開始したのは「テントのホットドッグ」。しっとりとした食感でほのかに甘みのあるロールパンに、薫製の香りが漂うジャンボソーセージをはさんだ食べごたえのあるメニューだ。

また、ホットドッグは秋冬限定で提供されるホットワインとの相性も格別。自分でバーナーコンロに火をつけ、ブレンドしたスパイスとレモンシロップをワインに加えてコンロに乗せて加熱。3分ほど温めてマグカップに移せば、ほのかにスパイシーで体がポカポカと温まるホットワインの完成だ。屋内ながらアウトドアの調理体験も満喫できる。

メニューは基本的に通年共通だが、選べる日替わりメニューの中に季節に合わせたメニューが加わる。現在は営業時間を午後5時までに短縮し、夜は予約があったときのみ営業。遠出をするのが難しい親子連れの疑似アウトドア体験の場になっている。

旅行やレジャーを楽しみたくてもできないという人たちにとって、アウトドアカフェは、ウィズコロナ時代の新しい選択肢としてさらに注目を浴びそうだ。

(フードライター 古滝直実)

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