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音質よく手ごろ 専門家が選ぶワイヤレススピーカー10

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NIKKEI STYLE

スピーカーの宿命だった配線の制約から自由になれるワイヤレススピーカー。バッテリーが内蔵されていれば屋内はもちろん、屋外へも持ち出せる。高音質で手ごろな価格の製品を専門家が選んだ。

1位 アルティメットイヤーズ「ワンダーブーム2」

 750ポイント
Jポップと好相性、操作も便利

無線技術「ブルートゥース」を使ってスマートフォンやパソコンと接続するワイヤレススピーカー。アルティメットイヤーズは米国のオーディオブランドで、ポータブルスピーカーからプロ向けの音響機器まで幅広く手がける。円柱型のボディーから「Jポップと相性のいいサウンド」(折原一也さん)が全方位に広がる。

高さはわずか10センチメートル、重さは420グラムと小さいが「サイズ感に対して音の広がりが一番いい」(三友卓哉さん)。強みは中高音域だが、低音域とのバランスもよく「長時間でも耳が疲れない」(戸井田満樹さん)。

使い勝手がいいのも特徴だ。側面にあしらわれた大きな+と-の音量調節ボタンはブランドの意匠も兼ねており「音量を操作しやすい。便利さを感じる」(田尻健二郎さん)。付属のストラップでぶらさげて聞くこともできる。

防水性に加え水に浮く設計のため、屋外の水辺で使うときも安心だ。

(1)実勢価格(税込み)約9000円(2)防水の保護等級 7(深さ1メートルの真水に30分間つけても内部に浸水しない)(3)バッテリー持続時間 13時間(4)問い合わせ先 ロジクールカスタマーリレーションセンター(0800・080・4310)

2位 JBL「フリップ5」

 740ポイント
洗練されたロングセラー

JBLは米国・カリフォルニアが本拠地のスピーカーブランド。社名は創業者の頭文字にちなむ。フリップシリーズは同社のロングセラーで「第五世代だけに洗練度も高い」(石曽根誠さん)。鴻池賢三さんは「音質、防水性、価格のバランスがよく、定番中の定番」と評価する。2台以上のスピーカーをペアリングして同時に音楽を再生する機能も搭載する。

コンパクトながらも「低音・中高域もすっきりした伸びがある、明るくはっきりと聞こえる」(麻倉怜士さん)。ひとつひとつの音の輪郭が際立つ。「映画やライブなどの動画も臨場感を楽しめる」(牧野英俊さん)。500ミリリットルのペットボトルと同じくらいのサイズのため、自動車の中で使う場合はドリンクホルダーに挿し込むとがたつかない。

(1)約1万1000円(2)7等級(3)12時間(4)ハーマンインターナショナルコールセンター(0570・550・465)

3位 ソニー「SRS-XB23」

 575ポイント
力強い低音、総合力高く

旧機種に比べ左右の振動板の面積を拡大し、低音域を強化した。「音量の大小を問わずしっかり際だった音」(納富廉邦さん)を奏でるようになった。「音の広がりが自然、低音もしっかりと出て、映画でも迫力がある」(牧野さん)。低音をさらに強調する機能も備える。

インターネット経由の音楽配信サービスに多い、圧縮されてこもったように聞こえがちな音を鮮明にする機能も備えている。音量や楽曲の再生などはボタンでも可能だが、スマホ用の専用アプリを使えば、縦置きに向くモノラル、横置き向けのステレオのモードの切り替えも可能。「使い勝手の良さと音質が両立する」(浅沼伊織さん)。かゆいところに手が届く設計や「汎用性が高く、無駄のないデザイン」(鈴木貴子さん)など、総合力の高さで上位に入った。

(1)約1万1000円(2)7等級(3)10時間~12時間(4)ソニーマーケティング買い物相談(050・3754・9555)

4位 ケンブリッジオーディオ「YOYO(S)」

 570ポイント
上質な外観、正統派の音質

オーディオ機器の音色はその時代ごとに好まれる音に左右されがち。近年は高音や低音を強調する製品が多いなか、英国のブランド、ケンブリッジオーディオは技巧に走らず「正統派の高音質を追求し続けている」(鴻池さん)。機器にあしらわれている「『GREAT BRITISH SOUND』に偽りなし」(石曽根さん)。

YOYO(S)は操作性もよく、上部に手をかざして左右に動かすだけで再生したり一時停止したりできる。いちばん外側は羊毛でできており「上質感があってリビングや書斎に置きたい」(神原サリーさん)。

(1)約2万1000円(2)記載なし(3)14時間(4)プレシードジャパン(050・3388・6812)

5位 マーシャル「エンバートン」

 490ポイント
ドラム音、バンドマン好み

エレキギターのアンプなどを手がけるブランドが2020年8月に発売した製品。バンドマンに愛される音質への強みとこだわりは、ブルートゥーススピーカーとしても健在で「ドラム音の響きの迫力が抜群」(鈴木さん)。横置きタイプにもかかわらずどの方向から聞いても音の聞こえ方が変わらない設計を取り入れている。

金属製のボディーをシリコンで覆った構造は頑丈で擦り傷やへこみも生じにくく、同社のアンプに似せたクラシカルなデザインが特徴。20分の充電で5時間の連続再生が可能になる充電の速度も魅力的だ。

(1)約2万3000円(2)7等級(3)20時間(4)完実電気(050・3388・6838)

6位 Anker「サウンドコア モーションプラス」

 440ポイント
高音に強み、音量幅広く

アンカーは米グーグル出身者が2011年に創設したIT(情報技術)機器メーカー。どっしりした1キログラムほどのボディーは防水性能を備える。超高周波ツイーターと呼ぶ二つの高音用のスピーカーを内蔵しており「中高域の抜けが思いのほかよく、きらびやか」(三友さん)。音量の幅も広く「部屋にきちんと響く。人が集まるリビングなどに置くのがよさそう」(鈴木さん)。

「ボタンが大きくシンプルなつくり」(牧野さん)で操作も簡単。ボタンひと押しで低音を強化する「Bass」モードに変更できる。

(1)約1万円(2)7等級(3)12時間(4)アンカー・ジャパン カスタマーサポート (03・4455・7823)

7位 バング アンド オルフセン「ベオサウンドA1」

 400ポイント
全方位にクリアな音

1925年創業のデンマークの高級オーディオブランド。360度に広がる音は「クリアでアコースティックな曲が美しい」(石曽根さん)。直径約13センチメートルとCD程度だが重量があり「音に安定感がある。ブルートゥースでこれだけの低音と音量があるのはめずらしい」(麻倉さん)。

女性デザイナーの手による、アルミの硬質さを生かしながらも丸みを帯びたデザインは「無駄のなさが魅力」(折原さん)。つるすためのストラップは本革製で「心躍る」(神原さん)。革は滑り止めの役割も果たす。

スマホの音声操作機能で音楽再生はもちろん、電話をかけることも可能だ。

(1)約3万円(2)7等級(3)18時間(4)完実電気(050・3388・6838)

7位 BOSE「サウンドリンクマイクロ・ブルートゥース・スピーカー」

 400ポイント
低音量でも迫力、傷に強い

家庭用や自動車用、公共の音響システムまで幅広く手がけるオーディオブランドの小型スピーカー。音のバランスは低音に寄るものの「ボーカルやせりふなどもくっきり聞こえる」(牧野さん)。コンパクトなボディーからは想像がつかないが、「音量を絞っても音の迫力がしっかり出る」(納富さん)。「形が平べったい四角形なので、真正面から聞くとよい」(麻倉さん)

シリコンに覆われた表面は傷に強く、メーカーでは洗剤や塩水にも耐えるとしている。290グラムと軽く、バッグに引っ掛けても重たく感じない。

(1)約1万4000円(2)7等級(3)6時間(4)ボーズ・オンラインストア(0120・002・009)

9位 Harman Kardon「エスクワイアミニ2」

 340ポイント
音圧十分、電話会議にも

ハーマン・カードンは米国のオーディオメーカー。長財布のような形状で「胸ポケットにも入る携帯性がありつつ、ほかにはない美しいデザイン」(神原さん)。専用のケースが付属し持ち運びやすい。コンパクトながらも「十分な音圧を感じる」(戸井田さん)。

二つのマイクとノイズキャンセリング機能を搭載しており、ハンズフリーで電話会議にも使いたい「ビジネスマンにお薦め」(浅沼さん)。

(1)約1万1000円(2)記載なし(3)10時間(4)ハーマンインターナショナルサービスセンター(0570・550・465)

10位 クリエイティブ「ミューボ プレイ」

 300ポイント
低価格ながら高性能

クリエイティブはシンガポールのオーディオブランド。ミューボプレイは5000円を切る手ごろな価格ながら音声通話やアップルのSiriなどのスマートアシスタント機能にも対応する。最長10時間の連続再生が可能だ。「低価格ながらも性能がよい。たいていの人のニーズに沿うのでは」(浅沼さん)

重さ360グラム、高さ11センチメートルの円筒型でボタン部分以外がスピーカー。低音域を補強する「バスラジエーター」を2つ搭載しており、「低音域から高音域までバランスよく聞こえる」(田尻さん)。2台つなげてのステレオ再生も可能だ。

(1)約4000円(2)7等級(3)10時間(4)クリエイティブメディア(03・3256・5577)

スマホ普及で脚光 おうち時間彩る

国内では1970~80年代にスピーカーやアンプ、プレーヤーをそろえる「コンポ」や「ラジカセ」が家庭に普及した。80年代以降に広まったのが、ソニーのウォークマンなどのポータブルオーディオ。デジタル時代は記憶媒体の容量も増え、所有する全楽曲を持ち歩くことが可能になった。

スマートフォンが登場し、音声であれば通信料をあまり気にせずに済むようになると、音楽を流しっぱなしにする使い方が広まった。ワイヤレススピーカーに注目があつまるのも音源である「スマホが瞬く間に普及したからこそ」(三友卓哉さん)。

新型コロナウイルスの感染防止で自宅で過ごす時間が増えたこともワイヤレススピーカーにとっては追い風だ。イヤホンと異なり、家族や友人とも楽しめる。音楽を聴いていても周囲の音が聞こえるし、防水仕様であればお風呂やキッチンでも使える。音声はモノラルタイプが多いが、ステレオの機種もある。金額もこなれてきており、おうち時間の充実を検討してみてはどうだろう。

ランキングの見方

 数字は専門家の評価を点数化。ブランド名「製品名」(1)実勢価格(税込み)(2)防水の保護等級(0~8)(3)最長連続再生可能時間(4)問い合わせ先。価格は10月上旬時点の大手量販店のネット販売を参考に算出。モデルは久我美穂、写真は三浦秀行撮影。

調査の方法

 「3万円以下」の条件で、専門家の助言をもとに22機種のスピーカーを選定。製品を集めて評価会を開き、12人の専門家に(うち1人は書面での評価)、「音質などの性能」「家の中での使いやすさ」などの観点から順位付けしてもらい、編集部で集計した。

今週の専門家

 ▽麻倉怜士(オーディオ・ビジュアル評論家)▽浅沼伊織(晋遊舎 MONOQLO編集長)▽石曽根誠(フジヤエービック営業部統括部長)▽折原一也(AVライター)▽神原サリー(家電+ライフスタイルプロデューサー)▽鴻池賢三(AV評論家)▽鈴木貴子(LaLaBegin編集長)▽田尻健二郎(小学館 DIME編集者)▽戸井田満樹(家電調理家)▽納富廉邦(目利きライター)▽牧野英俊(ビックカメラ オーディオ事業部係長)▽三友卓哉(e☆イヤホン 広報室マネージャー)=敬称略、五十音順

(生活情報部 田中早紀)

[NIKKEIプラス1 2020年10月10日付]

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