【ベルト編(1)】バルキーニットの上からウエスト引き締め

ベルトを飾りアクセサリーのように用いる巻き方

防寒ルックはかさばりがちなところが困りもの。そこで、あえて、ベルト通しがないアイテムにベルトを巻いて引き締めれば、着ぶくれを防ぎやすくなります。おすすめの巻き方は、セーターの上から締める「外巻き」です。ボトムスにウエストインできない分厚いセーターでも、上からベルトを巻くことですっきりした着映えに見せられます。

厚手のニットセーターの上から、2本のベルトを巻いたかのような見え具合で、ボディーを引き締めました。くっきりと腰の位置を印象づける「ウエストマーク」は、服のボリュームが出やすい秋冬にこそ使いこなしたいテクニック。ジャケットの前を開けて、ベルトを見せると、細感が強まります。

【ベルト編(2)】アウターの上から巻き、くびれを演出

目をひくバックルでウエストマークを強調

ダウンジャケットのようにボリュームのある羽織物の上から、太めベルトを巻くと、くびれがくっきり。ボディーラインにめりはりを出せます。かさばるアウターを逆手に取って、秋冬に貴重なほっそりイメージを引き出す、逆転のスタイリング技です。

ふんわりシルエットのダウンジャケットを、ダブルバックルのベルトでギュッと引き締めました。ボトムスのずり落ちを防ぐのではなく、狙ったポジションにくびれをこしらえるつもりで巻くのがこの秋冬らしい使い方。目立つタイプのベルトを選ぶと、いっそう効果的です。

70年代調の自由なファッションを小物で自分らしくアレンジ

「ロンシャン」はこの秋冬に向けて、70年代を想起させるクラシックなパリジェンヌの装いを提案しました。カトリーヌ・ドヌーヴ、ロミー・シュナイダーなど、当時のアイコン的女性たちの自己表現を現代風にアップデート。1948年にパリで誕生し、72年の歴史を持つ老舗ならではのスタイリングは、タイムレスでありながら、新しさを感じさせます。バッグに強みを持つブランドだけに、服を引き立てる小物類のコーディネートはお手本になります。

バッグ、ブーツ、ベルトの「3点セット」を戦略的に使いこなせば、手持ちのウエアから別の表情を引き出せます。これからの季節に、着ぶくれ防止の効果も期待できるから、アレンジの試しがいがあります。

(画像協力)
ロンシャン
https://www.longchamp.com/jp/ja
宮田理江
ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。多彩なメディアでランウェイリポートからトレンド情報、スタイリング指南などを発信。バイヤー、プレスなど業界経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした解説が好評。自らのテレビ通販ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。 著書に「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(ともに、学研パブリッシング)がある。