ちりも積もれば…… 家事の時短に役立つ「小技」

写真はイメージ=PIXTA
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共働き世帯や単身世帯が増えた今、家事というのはひと昔前よりも多くの人が携わることになっています。仕事や育児、介護など他にもやらなければならないことがあり、できることなら家事にかける時間を節約したいと思う人が多いでしょう。

また「家」の「事」と書くように、家の中にはやらなければならないことが無数にあります。無数にある家事ですが、その中のいくつか、そして少しでも時間を節約してできる方法を知っていれば、ちりも積もれば山となるで家事全体を効率化することが可能です。今回はそんな家事の時間節約に役立つ小技をいくつかご紹介したいと思います。

・魚焼き網の焦げ付きを防ぐお酢

魚焼き網でもコンロに設置された魚焼きグリルでも、焼いた魚が焦げ付いてしまうと魚の皮がはがれて見栄えが悪くなりますし、調理後の洗い物も時間がかかってしまいます。そんなときに役立つのがお酢。お酢をはけにつけたりキッチンペーパーに染み込ませたりして、網全体に塗り付けてから魚を焼くようにしましょう。お酢にはタンパク質の変性作用があるため、魚が網にくっつきにくくなる効果が期待できます。

・お米研ぎにはザル&ボウルで

お米を研ぐときに炊飯器の内釜を使う人は多いのではないでしょうか。内釜を使って研ぐと、水を換えるときにお米がこぼれないように気を付けてソロソロと水を捨てるようになり、時間がかかってしまいます。時間をかけてもお米がこぼれてしまって無駄になることも。また内釜を傷つけてしまうことにもなりかねません。

そんなときに役立ってくれるのがザルとボウル。ボウルにザルをセットし、その中に米と水を入れて研ぎます。水を換えるときはザルを持ち上げるだけ。一瞬で水を換えることができ、時間の節約になります。

またお米の研ぎ汁はボウルに残っているので扱いやすく、洗いおけなどにためていけば調理後のフライパンなどを洗うときに使え、水道代の節約にもつながります。

・フライパンでゆでる

野菜や麺類をゆでるときは大きな鍋でゆでる人が多いでしょう。確かにたっぷりのお湯を使い鍋の中で麺を踊らせてゆでたほうがおいしくできるということもあります。しかし時間の節約を考えるのであれば、フライパンがおすすめです。フライパンは少量の水でゆでることができるので沸騰するまでの時間を大きく節約することができます。また同時に使う水の量が少なくなるので水道代の節約になり、短時間でゆでられるのでガス代(IHの場合は電気代)の節約にもつながります。

・トイレットペーパーでトイレ掃除を減らす

トイレで用を足すとき、とくに大きなほうの用を足すときは、先にトイレットペーパーを少しとって便器に敷き、その上に用を足すようにします。トイレットペーパーを敷くことによって便器に直接つかないようになり、便器の掃除をする回数がグッと減ります。トイレットペーパーを敷くのはもったいないと思われるかもしれませんが、この方法でのトイレ掃除の時間節約効果は絶大です。

・浴室のカビを防ぐ10秒シャワー

お風呂掃除の悩みと言えばカビ。黒カビはもちろん、赤カビとも呼ばれるぬめぬめとした汚れも落とすのが面倒なので、できる限りカビが生えないような状態にしておきたいものです。

そこで役立つのはシャワー。毎日、最後にお風呂に入った人が出る前に、壁や床などにザっとシャワーの水をかけるだけ。お風呂のカビや汚れの原因は飛び散った人のあかやせっけんカスなので、それをほんの10秒程度シャワーの水で洗い流しておくだけで汚れが付きづらくなるのです。あとは換気をしっかりしておけばお風呂掃除にかける時間はグッと減らすことができます。

・繰り返し買うものはデジタルリスト化

買い物と言えばネット通販やネットスーパーの利用で時間が大きく節約できることは簡単に想像できるでしょう。もう一歩踏み込んで、よく買うものや、たまにしか買わないけれど同じものが必要なケースなどはリストにしておくと便利です。多くのネット通販サイトには、お気に入りなど、自分だけのリストを作ることができる機能があります。例えばネット通販サイト大手のAmazonならば「欲しいものリスト」というものを作ることができ、公開非公開を選べるので非公開に設定しておけば自分だけが見られるリストになります。その中に例えばプリンターのインクやボールペンの替え芯、電球など型番が決まっているものをリスト化しておけば、次に必要になったときにもすぐに購入することができます。型番を確認してお店に行って、商品を探して……という時間と比べると大きな節約になるのです。

今回ご紹介したように、一つ一つは小さな時間の節約でもその数が増えれば家事の時間を大きく節約することができます。また時間の節約を意識しておくことで、自分にあった新たな節約方法を思いつき、家事を効率化することができるようになってくるのです。ぜひ、皆さんも家事の時間の節約を意識して生活してみてください。

矢野 きくの(やの・きくの)
家事アドバイザー・節約アドバイザー。明治大学卒。女性専門のキャリアコンサルタントを経て現職に。家事の効率化、家庭の省エネなどを専門にテレビ、雑誌、講演などで活動。著書:「シンプルライフの節約リスト」(講談社)他 オフィシャルサイト https://yanokikuno.jp
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