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カズレーザー、好きな芸人10位 共感呼ぶ発言で急浮上

好きな芸人 嫌いな芸人 2020

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

日経エンタテインメント!によるお笑い芸人人気調査の2020年版「好きな芸人」でカズレーザーが10位となった。昨年の20位圏外からの急浮上である。昨秋からは情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)のスペシャルキャスターを務め、最近ではそこでの発言が共感の輪を広げていることも多い。お笑い芸人の新しいあり方を示している好例だ。

カズレーザーは、バラエティ番組とは異なるフィールドで支持を高めている珍しいタイプの芸人だ。もはや"芸人"という域を超え、この時代、真の支持を得るのはどんな人かというモデルになっているともいえる。この1年で注目された発言を振り返ってみよう。

●就活セクハラをめぐる報道を受けて、梅沢富美男が「キレイになったなと言えばセクハラ。ブスになったなはパワハラ」と困惑気味に発言したことに対し、カズレーザーは「(容姿についてはそもそも)言う必要ない」(『とくダネ!』2019年12月3日)

●新型コロナ感染状況と、若者の街頭インタビューを並べて紹介したVTRに対して、「若者だけ抽出して伝えても、あまり意味がないと思う」(『とくダネ!』2020年4月7日)

●ナインティナイン岡村の問題発言に対して番組降板を求める署名運動が起きたことを「不快に思う人は署名活動をするべきだし、もっと集めたほうがいい。それをどうとらえるかは岡村さん次第」(『サンデー・ジャポン』2020年5月3日)

業界の大物や同業の先輩、はたまた身内の報道姿勢に対してまで一切忖度(そんたく)のない意見を述べている。これらの発言には「めちゃスッキリした」「ド正論!」といった賛辞の声が後を絶たない。

話題になるのはいいが、番組としては流れを壊す厄介者になりかねないはずだ。『とくダネ!』の渡邊貴チーフプロデューサーは、そこに番組の可能性を期待してカズレーザーを起用したと話す。

「そもそもオファーをした時点でニュースの伝え方自体に疑問を持っていた方だったので、それが番組にとって新しいエッセンスとなると思いました。カズレーザーさんは、心から思っていることを自分の言葉で言わないと気が済まない。痛いところを突かれることもあるんですが、情報番組の可能性を広げていると思います」

下調べに基づいたコメント

カズレーザーの場合は、"言いたくないことは言わない"という姿勢だけが優れているわけではない。

「情報番組のキャスターは感覚だけでできない部分があり、それなりに勉強して新聞も読み込んでいるような人でないと務まりません。その点、カズレーザーさんはクイズ番組での活躍からもお分かりの通り、とんでもない勉強家。短いコメント1つとっても、その一言を言うためにものすごく勉強したうえで話している」(渡邊氏)

瞬発的な面白さだけではなく、そのコメントに本質を捉えた奥深さがあるところが支持されている要因というわけだ。

今やテレビの矛盾は瞬時にネットで指摘されるようになった。番組で扱う題材について、専門家並みに詳しい視聴者も少なくないなか、カズレーザーの果たしている役割は大きい。

「今の情報番組やテレビに足りないところ、慢性化しているところを率直に指摘してくれる、いわばメディアと視聴者の橋渡し役のような存在。彼のような人と共にテレビは進化していくんだろうなと感じています」(渡邊氏)

セクハラやパワハラ、差別表現が常態化していたかつてのバラエティは、もう成り立たなくなった。うっかり発言が一発退場になりかねない令和の時代には、価値観を常にアップデートし、メディア自体にもそれを促せるような芸人の需要がますます高まっていくだろう。カズレーザーはそうした流れをリードする1人として、お笑い芸人の新しいあり方を示してくれそうだ。

(ライター 遠藤敏文)

[日経エンタテインメント! 2020年9月号の記事を再構成]

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