【日本人の心の中】
ん? report? 誰にレポートを出すかってこと? なぜ急に報告書の話が出てきたのかしら、特に何も頼まれてないけど……。それともアンジェラが何か報告したいことがあるのかしら……?

Who do you report to? は直訳で「誰に報告する必要がありますか?」「誰に報告書を出しますか?」という意味なのですが、ビジネスなどの場では「報告する必要のある人」つまりここでのwho=ボス、責任者を表しますので、「上司は誰ですか?」「誰の下で働いているのですか?」という意味合いで使われます。なのでアンジェラはユウカに対して、「ニューヨーク時代のボスが誰だったか?」ということを聞いていたのです。

さっそく会話での使い方を見ていきましょう。

A: I used to be in the human resources department of the Nagoya branch. 名古屋支社では人事部にいたのよ。

B: Who did you report to? Did you know Mr. Hasegawa? 上司は誰だった? 長谷川さんって知ってる?

初めて仕事する人などと、共通の話題を見つけたいとき、上司は誰だったかなどはよくでる話題でもありますよね。もうひとつ似た表現で、To whom do you report? という言い方もあります。ほぼ同じニュアンスとして使ってOKです。

また、初対面相手でなくても、以下のように日常の業務などにおいても、「上司は誰ですか?」という意味で使えます。

A: Here's the document. こちらが書類になります。

B: Who do you report to? I need his or her signature here. 上司は誰?ここにその人のサインが必要です。

また、report to … で「直属の」「~の管轄」という意味もあるので、

Hey, hey! What do you think you're doing? Who do you report to? ちょっと! 何勝手なことしてるの? 君はどこ管轄の人だ?

のように、「どこに所属している人か?」を尋ねたいときにも使えます。ストレートにWho was your boss/supervisor? でも問題ないのですが、今回ご紹介したフレーズは「上司」という直接的な言葉を使わずにざっくり聞くことができます。

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