在宅勤務で私の存在感薄れた? 指名される人材への道20代から考える出世戦略(94)

写真はイメージ =PIXTA
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コロナショックを契機に、新しい働き方が生まれていく可能性が高まっています。脱職場、脱通勤、脱対面、脱終身雇用、脱年功序列、脱男性中心社会などなど。それらは会社によらず自分自身を中心とした働き方ですが、準備すべきこともあります。

新しい働き方で手持ち無沙汰な人たち

新しい働き方が広がる中、期待半分不安半分の方が多いようです。

密閉、密集、密接の3つの密を回避するため職場で集まることが自粛され、テレワークを基本にする会社が増えたことなどがわかりやすいでしょう。在宅で勤務できるようになったことで、「痛」勤がなくなったことや、電話を取ったり周囲の人からの相談にのるなどの雑務が消えたことを良しとする人がいる一方、ちょっとした雑談にも予約が必要になったり、言葉ではなく文字主体のやり取りが増えたり、運動不足を不安視したりする人もいることなどです。

さて、そんな中、特に強く不安を感じているタイプの人たちがいます。

それは、テレワークが進む中で極端に暇になっている人たちです。

皆さんの周りにもいませんか? 職場で働いている頃には、とにかく朝からずっと会議漬けで、夕方以降になってようやくメールチェックなどをして、日報を書いて帰宅していたような人が。そんな人の一部は、テレワークになったとたん、会議に呼ばれなくなって、気が付けばやる仕事がない、というような状態になっていることがあります。

職場で働いているときには、必要そうな人がいればとにかく声をかけて会議に参加してもらったりもしました。根回し的な意味も含めて、聞いておいてもらうことに意義がある、とする場合もあったのです。

しかしテレワークが主体になることで、会議そのものの回数が減りました。そして本当に必要な人だけで会議を進めることが増えました。

情報共有スタイルも変化しています。同じ職場で机がそばだったら、少し大きめの声でみんなに聞こえるような連絡もできましたが、テレワーク環境ではあらかじめ通知してテレビ会議で話すか、チャットツールやメールなどで文字として伝えることになりました。

それらのコミュニケーション方法の変化により、私たちは、わざわざ指名しなければ情報を届けられなくなっています。目の前にいるから声をかける、ということがしづらくなっているからです。

テレビ会議にしてもチャットにしても電話にしても、わざわざ相手を指名しなければ情報を伝えられません。その結果、声をかけられなくなった人たちが出始めています。

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