――最近はリモート会議も増えてきています。テレワークに合わせた着こなしをどう考えたらいいでしょう。

「テレワークという働き方自体はこれからも続くでしょうし、画面での見え方は気にしておいた方がいいでしょうね。『真面目に見えるから』と白のシャツを着る人も多いですが、僕の意見としては面白みに欠けるかな。おすすめは、色つきのカットソーにカーディガンを羽織る組み合わせ。画面映えもしますし、カットソーのカジュアルさをカーディガンが適度に抑えてくれるので、あまり目立ちすぎない。アイテム単体でなく掛け合わせでおしゃれを作り出すのも、“分かっている感”につながります」

――“分かっている感”がキーワードなんですね。

「そうですね。こればかりは口で説明するだけでは分かりづらいと思うので、実際のコーディネートを見てイメージを膨らませてみてください」

チェックシャツ×カーディガンの定番コーデ 袖や足元に一工夫

――今回は同じカーディガンで、3通りの着こなしをしてもらいました。まずカーディガンについて聞かせてください。

「スコットランドの『WILLIAM LOCKIE(ウィリアムロッキー)』というブランドに別注をかけたカーディガンです。シルエットや色はオーソドックスですが、細部を見るとユニークな要素もあって。例えば裾の部分にボタンが付いたデザイン。これは60年代のゴルフウエアによくあった仕様で、ボタンを外すことでスイングをした際に裾が上がらないようにしていたそうです」

カーディガン2万3000円(ウィリアムロッキー)、シャツ1万1800円(セプティズ)、パンツ1万6800円(セプティズ)、ソックス(私物)、ローファー2万3000円(ジーエイチバス)

――昔ながらのディテールも踏襲されているのですね。コーディネートについては?

「1組目はシャツを使ったテレワークコーデです。赤のチェックシャツを主軸にして、カーディガンで主張を抑えました。あとは赤と相性のいいデニムや茶系のローファーを合わせてみました。オーソドックスな色と形のカーディガンでも、合わせるアイテム次第ではこういう見せ方ができるというところも知っていただきたいと思います」

靴は茶色のローファー。靴下の赤はさりげなくシャツに対応
シャツの柄が少しのぞくようにカーディガンの袖を折り返している。「これも大人のおしゃれ」と玉木さん

――カーディガンのボタンは留めるべきでしょうか?

「基本的にはどちらでもいいと思いますよ。ただWEB会議の時にボタンを外すとくだけた印象になりすぎてしまうので、場面に応じて選んでもらえればいいでしょう」

――着こなしのポイントはやはり色使いでしょうか?

「そうですね。実は靴下も赤い色を使ったものをはいています」

――靴下でもシャツの色を拾っているのですね。ほかにもカーディガンの袖をまくって柄を見せていたりと、細部に工夫が見られます。

「見える範囲は少なくても、そこにこだわることが大人のおしゃれだと思いますね」

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色使いが肝のテレワークコーデ インナーはジャストサ
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