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投資家 千葉功太郎氏

投資家 千葉功太郎氏

ドローンなど革新的事業を支援するエンジェル投資家の千葉功太郎氏は、中高一貫の名門私立校、麻布中学・高校(東京・港)の出身だ。小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の日本1号機の購入者となり、自ら操縦免許も取得、「空飛ぶ投資家」ともいわれている。その源泉は麻布にあり、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で培われた。

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ホンダジェットを成田空港に駐機して、国内のいろんな空港を飛び回っている。

今、週1回ぐらいはホンダジェットで大空を舞っています。先日も長崎県の長崎空港まで飛んで、現地で長崎チャンポンを食べて戻ってきました。麻布では天文部(当時)でしたから、宇宙というか、空に憧れを抱いていました。ただ高額な小型ビジネスジェット機を購入したのは、少しおカネができたからとか、道楽ではありません。

ホンダジェットの操縦かんを握る千葉氏

ホンダジェットの操縦かんを握る千葉氏

そもそもホンダジェットを手に入れるのは大変な道のりでした。ホンダのジェット機の製造拠点は米ノースカロライナ州、販売も米国中心だった。テレビCMを見て興味がわき、ホンダに問い合わせたら、日本ではまだ販売予定はないというので、ツテを頼って米国の航空事業会社(ホンダエアクラフトカンパニー)社長の藤野道格さんに直接会いに行きました。何度か現地に足を運んで、最終的に日本発売とともに1号機の購入の機会を得ました。実業家の堀江貴文さんらにも共同購入者になってもらい、ホンダが2018年12月に引き渡し式典を開いてくれました。

一念発起してパイロットにもなろうと、操縦免許を取得する準備も始めました。練習用の小型プロペラ機1機も購入しました。名古屋空港をベースにして飛行時間180時間、国家試験の勉強のために400時間をそれぞれ費やしました。試験会場に来ていたプロ志望ではない受験生は、私とGMOインターネット会長兼社長の熊谷正寿さんぐらいだったと思います。熊谷さんも空の好きな実業家として知られています。他はみんな航空大学校出身などで、プロの操縦士を目指す若者でした。

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