Men's Fashion

ビジネスマスクはグレー&ネイビーで攻める 秋の新作

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2020.9.29

一般的なマスクの需給が安定し、ファッション性や機能性をうたうマスクが相次ぎ登場、選択の幅が広がっている。ラグジュアリーブランドも参戦し、最近ではルイ・ヴィトンが斬新なフェイスシールドを発表するなど話題にも事欠かない。とはいえ、オフィスでは手ごろで、ちょっとこだわりが感じられるものを選びたい。季節が変わって、マスク秋の陣、オフィスにも合うスタイリッシュな新作に目を向けてみよう。いま買うなら、ビジネスパーソンにおすすめしたい色が、グレーと、ネイビーなどの青系。表情を引き締める形状のマスクもいいだろう。メンズファッション独自の視点で、スーツやジャケットスタイルがキマり、イメージアップにもつながるマスク5モデルを選んだ。




《ユニクロ》 スーツに合う明るいグレー

清潔感で選べば断然白だが、スーツにフィットする色として最近探す人が多い色があるのをご存じだろうか。それが、グレーだ。濃色の装いが多くなる秋冬には真っ白なマスクはやや浮いてしまう感じもあり、落ち着いたグレーは最適といえるだろう。

ビジネスパーソンの指名買いが増えているというのがユニクロの「エアリズムマスク グレー」だ。6月に発売した第1弾のマスクは白のみの展開だったが、8月に新色のグレーを加えた。「スーツスタイルにフィットする絶妙な明るいグレー。こんな色を探していた」(40代会社員)という人も。8月、ユニクロはエアリズムマスクの仕様を改良し、肌にあたる面をメッシュ素材にして通気性を向上させている。

エアリズムマスクはSMLの3サイズがそろう。3枚入り税別990円

《メーカーズシャツ鎌倉》 オフィスカジュアルに合うデニム調

服装に保守的な会社でもオフィスでのデニムを解禁するところが増え、ジャケット&デニムといった着こなしを目にする機会が多くなってきた。そんなスタイルにぴったりといえそうなのが、メーカーズシャツ鎌倉が手掛ける「シャツ屋がつくるマスク」のインディゴ染めのマスクだ。シャツなどでもおなじみのシャンブレーで、トータルコーディネートも楽しめそうだ。

シャツを縫製する工場の職人が作るマスクはフィット感が抜群。洗濯を重ねれば、さらに素材が柔らかくなり、肌になじむという。

インディゴ染めのマスクはデニムスタイルにもマッチしそう シャツ屋がつくるマスク シャンブレー 1100円

《三陽商会》 トレンチコートと合わせたい

三陽商会が9月に発売した布製マスクは色柄の多様性が売り物だ。男女問わず顔にフィットするようにしたアジャスター機能も好評だ。

中でも付けてみたい、と気になるのがコットンギャバジンマスク。ギャバジンとはトレンチコートなどで使う織り目が比較的密な素材。マスクではめずらしい色といえる、カーキとベージュを採用し、コートを得意とする三陽商会らしい仕上がりになった。マスク内の温度上昇や息苦しさを緩和するため、両サイドにベンチレーションを設けた仕様。トレンチコートと合わせてみるのもかっこいい。

微妙な色調のカーキとベージュはまさにトレンチコート。コットンギャバジンマスク1650円