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人生において大きな損をしないために経済を正しく知る

人生において大きな損をしないために経済を正しく知る

時代の変化が激しくなるにつれて、世の中の経済活動は複雑さを増してきた。コロナ禍で混乱が続く今の時期こそ、充実した生活を送るためには経済の知識が強い味方になる。今回紹介する『知らないと損する 経済とおかねの超基本1年生』は、人気の経済コラムニストによる新社会人や就活学生向けの教養書だ。人生で大きな損をせずに済ませるために、本書を通じて「経済から考える」という習慣を身に付けてほしい

◇   ◇   ◇

大江英樹氏

大江英樹氏

著者の大江英樹氏は経済コラムニストです。大手証券会社を定年退職した後、オフィス・リベルタス(東京・中央)を設立。行動経済学、資産運用、企業年金、シニア層向けライフプランなどのテーマを中心に執筆やセミナーを行っています。著書に『投資賢者の心理学』『定年前50歳から始める「定活」』『はじめての確定拠出年金投資』などがあります。

知識だけでなく「考え方」も

本書の目的は、ずばり「人生において大きな損をしないために経済を正しく知ろう!」というものです。経済の基礎をわかりやすく解説。その上で「知識だけではなく、知恵を身につけていただきたい」と著者は執筆の動機を記します。

経済を理解するために必要な知識は、時代とともに変わります。一方で知恵は、一度身に付けたら「一生モノ」の力になります。知恵とは、正しいものの考え方。経済に限りませんが、一番大事なことは「自分の頭で考える」ことなのです。

皆さんのビジネスは、新型コロナの感染拡大によって大きな影響を受けていることでしょう。毎日の生活でも不自由さが増しています。こんな社会環境だからこそ、経済の知恵はますます重要になります。本書は2015年に東洋経済新報社から単行本として刊行されたものを、加筆修正し文庫として出版しました。今の時期に出版する意味について著者は次のように書いています。

 今回の新型コロナ禍で今まで以上にそのこと(編集注:自分の頭で考えることの重要性)を感じるようになりました。特に在宅勤務においては、自分で自分の仕事をどのようにコントロールし、優先順位付けをするのか? あるいは、外出や消費行動にあたっては、なにが合理的で安全なのかを、自分の頭で考えることが求められます。
 仕事の面でも生活の面でも、必要な情報を受け取ったら、あとは自分で考えて判断し、行動することが本当に大切だということをあらためて感じるきっかけを与えてくれたのが今回の新型コロナ禍だったのです。
 さらに言えばコロナ後に来る社会において、起こりうる様々なリスクを考えると「経済とお金」に関して必要となる基本的な知恵を持つことはとても重要であり、それをさらにより多くの人に知っていただくことは必要なことだと思います。
(文庫化にあたって 4ページ)

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