今日も朝からテレワーク。会議が始まるその前にちょっとモーニングでも、と近所のカフェにぶらりと入る丸の内を根城にする女性たち。モニター越しでも隙なしの彼女たちですが、ご近所のこんな時にはつい油断。すっぴんマスクでカフェに行けば、「……え?」と思うほどの盛況ぶり。しかも壮年のイケメンたちがパソコンを開きつつ、カフェオレを堪能。「ここで生まれるご縁もありなの?」とばかり、さっときびすを返し、マスカラを塗りに自宅にGO。
会社でも家でもない場所で仕事 ビジネスバッグは興ざめ
「一体世の中何が起こっているのかしら……」と疑問に思いつつも、無愛想なジャージーからフリルのついたTシャツなどに、そっと着替えてみたりします。
そう、彼女は知らなかったのです。テレワークが常識の今だからこそ、気分転換を兼ねて、または効率アップをめざして、カフェや駅構内のワークステーション、ホテルなど様々な場所が仕事場として活用されていることを。オフィスだけで仕事というのは、この半年であっという間に過去の認識に。いまや仕事のできる男性ほど、限りなくフレキシブルに、快適に働く工夫をしているのです。
ノマドのように軽々移動。ケース・バイ・ケースで効率よく、とは、昨今の有能な男性には欠かせない適応能力なのかもしれません。
そんなノマド・エリートさんたちですが、移動に欠かせないのが、そう、バッグです。
今まではスーツ前提のかっちりしたビジネスバッグがあれば事足りていたと思います。けれど、テレワークのスタイルにかっちりしたバッグは、やや不似合い。タートルニットにチノパン、などというリモートカジュアルな格好とはテンションが違いすぎるのです。しかも、出社用のバッグ以上にこれからはこういったご近所バッグの登壇が多くなるのは、明らかなこと。シーズンチェンジの今、テレワーク用のバッグを調達するのは実に良いタイミングと言えるのです。
「でも、せっかくなら仕事も、週末デートでも使えるバッグが欲しいな」とは、リモート太りを懸念して週1のノマドワークを決めてるダーリンのセリフ。仕事の効率も女性の好感度も得たい。二兎(と)を追うものは一兎をも得ず――と言いたいところですが、実はあるのです。そういったおいしいバッグが。

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