手触り柔らか 肩にもかけられる2wayタイプ
《フルラ》 カーキと黒のカラーブロックは合わせは、服を選ばない優秀さ。しかもこちらのシボ感のあるレザーは肌触りの良い柔らかさで体に寄り添い、実にストレスフリー。質感フェチの女性が見ても、思わず触りたくなります。ワンハンドルの抜け感のあるデザインは今時感もあり、「……分かってるわね」とおしゃれな女性ほど反応するデザイン。
さらにこのトートバッグはストラップも付いている2wayタイプ。週末に肩から斜めがけをすれば、同じバッグとは思えないほどこなれたカジュアルな印象でデートスタイルにぴったりな雰囲気になり、またまた女性の目に高得点。人気があるのも納得のトートです。
思わず「私も欲しい」と言わせる 真っ白のトート
《クリーザン》 秋冬にあえての白、はおしゃれな印象。しかも、こんな徹底した“ディープホワイト”の色は、周囲に洗練された印象を確実に与えます。今までありそうで無かった、この真っ白なトート。
白は生産の段階で汚れやすくどのメーカーも二の足を踏む色。それにあえて挑んだのは、日本屈指のかばんの生産地である豊岡の老舗バッグメーカー、コニー。白いバッグを作るために、工房自体も真っ白に塗り替え、職人の服も白、油のつきやすいミシンなどもカバーで覆うなど徹底した姿勢で、このバッグを生産。通常の倍も手間がかかるのですが、それだけに海外メーカーも驚くような深い白のバッグができるのです。
さらに仕上げにははっ水加工を施し、雨や汗などの汚れリスクも徹底回避。気兼ねなく楽しめるように仕上げています。しかもこちら、表裏が違うデザイン。表面のジップ付きのアクティブなデザインを裏返せば、箔押しのネーム付きポケットのミニマムな美しさのデザインに。どちらもメインの顔になる、これまた手間のかかった仕様になっています。
今年からイタリア製のシュリンクレザーを使いさらに白の深さを追求。結果独特のリッチ感のあるソリッドでかつエレガントな印象のトートになっています。こんなトートを見た日には好感度アップかもちろん、「いいな……」と彼女がおねだりするは必定。バッグでさりげなくペアを楽しみつつ働く、というのもテレワークのご時世ならではの選択です。

ファッションディレクター。大学卒業後、銀座和光を経て、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社。25ans(ヴァンサンカン)編集部で活躍後フリーとなり、ラグジュアリーなスタイルを得意とするスタイリストに。男性向けスタイリングの提案、商品企画も手がける。

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