フリード モデューロX 匠の技で磨く、空力のこだわり

2020/10/4
ホンダ・フリード ハイブリッド モデューロX Honda SENSINGを試乗、乗り味などを確かめた(写真:向後一宏、以下同)
ホンダ・フリード ハイブリッド モデューロX Honda SENSINGを試乗、乗り味などを確かめた(写真:向後一宏、以下同)
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ホンダの人気ミニバンを“匠の技”で磨き上げたとうたうコンプリートカー「フリード モデューロX」に試乗。空力にこだわったというそのフットワークはまさに圧倒的。ひとたびステアリングを握れば、ベース車とのちがいをだれでも感じ取れるはずだ。

価格差は実質50万円弱

2019年10月にマイナーチェンジを受けたフリードにモデューロXが復活したのは、約7カ月遅れの2020年5月のことである。念のために繰り返しておくと、モデューロXとはホンダ純正アクセサリーの開発・販売を本業とするホンダアクセスが手がけるコンプリートカーで、同社が開発した専用カスタマイズ部品を量産工程で架装されるのが特徴だ。もちろん、ホンダの正規販売店で普通のフリードと同様に購入できる。

フリードのモデューロXに用意されるパワートレインは1.5リッター直噴エンジン車と1.5リッターハイブリッドの2種類あり、どちらのパワートレインでも6人乗りと7人乗りが選べる。ただ、4WDの用意はなく、駆動方式はFFのみとなる。

今回の試乗車であるハイブリッドの6人乗りの場合、本体価格は325万6000円。その額面だけを見ると、標準モデルの上級「G」グレード(の同じパワートレインとシート配列)比で約70万円高の設定である。ただし、モデューロXには側突系エアバッグや「Cパッケージ」相当(シートヒーターはのぞく)の装備、そして通常は販売店オプション(=ホンダアクセス取扱商品)となるフロアカーペット(これも専用品)が標準装備となる。これらの装備を差し引くと、実質的な価格差は50万円弱といった計算になるだろうか。

で、その50万円弱で追加されるモデューロX専用装備には、外装ではフロントグリルにフロントエアロバンパー、サイドとリアのロアスカート、LED前照灯類、ドアミラー、15インチアルミホイール、内装ではシート表皮とステアリングレザー、そしてサスペンション(スプリングとダンパー)などがある。これらの純正アクセサリー分の対価と考えれば、モデューロXの本体価格はそれなりに割安ともいえるし、そもそもこれらモデューロX専用装備は単品購入できない。

2020年5月に発売された改良型「フリード モデューロX」。空力性能の強化によって走りの上質感を高めている
インストゥルメントパネル下部のカラーリングがモカからブラックに改められている
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