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相手が話した英語を誤解して受け取ってしまった。そんな体験はどなたにもあると思います。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんは「日本人が聞き手として勘違いしやすい英語表現がある」と言います。今回は「顔」などを意味するfaceを使った表現をご紹介したいと思います。

◇  ◇  ◇

今日はオフィスが少しざわついています。スティーブとユウカの同僚のロブが、お酒の飲みすぎによる、大失態をおかしてしまったのです。オフィスはその話題で持ちきり。ユウカもそれを聞いてとても驚いたのですが、上司であるマイクがずっとロブを探している理由がやっとわかりました。スティーブがそんなロブに対して放った言葉をきっかけに、2人の会話はすれ違っていきます。

それはこんな会話でした。

Steve: Did you hear about Rob?
Yuka: No, what happened?
Steve: He missed an appointment with an important client two times, it seems.
Yuka: Really? Why?
Steve: He drank too much the day before and couldn't get up.
Yuka: That's not good.
Steve: When the company president heard, he lost it.
Yuka: Oh, so that's why Mike was looking for Rob this morning.
Steve: Yeah, it looks like they're going to talk about it today. He needs to face the music.
Yuka: You're right. We should play music or something to cheer him up.
Steve: No, I think he should think about what he's done.
Yuka: I know, but....

日本語に置き換えてみると次のようになります。

スティーブ:ロブの話知ってる?
ユウカ:知らないけど、どうしたの?
スティーブ:大事なクライアントの約束2度もすっぽかしたんだって。
ユウカ:え? どうして?
スティーブ:前の日飲みすぎて起きられなかったんだって。
ユウカ:それはまずいわね。
スティーブ:社長はその話を聞いてカンカンらしい。
ユウカ:だからマイクが朝からロブを探してるのね。
スティーブ:今日話し合うらしいよ。現実を受け入れないとだね。
ユウカ:そうね、音楽でもかけて元気付けてあげないとね。
スティーブ:いや、反省すべきだよ。
ユウカ:そうだけど……。

上記の会話は、お酒の大失敗をした同僚のロブについてのユウカとスティーブの会話です。

会社の社長の耳にも入り、どうやら大ごとになっているようです。上司のマイクもロブと話すために本人を探しています。おそらく大目玉を食らうだろうとみんなピリピリしている状況です。スティーブがそんなロブに対して言った言葉をユウカは勘違いをして、音楽でもかけて勇気付けようとします。本当にスティーブが言いたかったことは一体のなんだったのでしょうか。

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