乃木坂46のメンバーとして数多くの作品でセンターポジションを経験、9月25日公開の映画『映像研には手を出すな!』で主演を務める齋藤飛鳥さん。モデルとしても活躍する彼女が紹介してくれたモノは、シングルの表題曲で初センターを務めたご褒美に買った独特な形のブーツだった。
足袋という斬新なデザインにひかれた
「私がずっと大切にしているものはタビ ブーツです。購入したのは、高校生の頃。4年くらい使っています。もともと、洋服には興味がなかったんですけど、13歳で乃木坂に入って、高校生になった頃からファッションモデルをやらせていただくようになりました。服に気を使い始めたのはそこからです。
けれど、高校生の私からすると高価で手の出し難いアイテムというか、子供が履くものではないと思ったし、今履いても似合わないと思って、手を出せずにいたんです。けど、なんとなく抱いた憧れの気持ちがずっと消えませんでした。それは多分、足袋という斬新なデザインにもひかれたし、すごく価値を感じたからです」
「そんな気持ちの中で、2016年に初めて『裸足でSummer』(15枚目シングル表題曲)という楽曲でグループのセンターを務めることになりました。それが結構衝撃だったというか、『自分がセンターを務める』というのをまったく想像していなかったときに、不意打ちで指名されたので、すごく戸惑いました。そのひと夏は自分の中でも苦戦した期間というか、センターとしてツアーも回らなくてはいけなかったので、プレッシャーにやられて、心がクタクタになってしまったんです。多分その後くらいに『この夏、頑張ったしな』とご褒美の気持ちで、初めてハイブランドが並ぶようなデパートにお母さんと一緒に行って、ブーツを買ったと記憶しています」
齋藤さんは「旅好き」としても知られている。過去にはおいしい牛肉を食べるために英国へ一人旅に出かけたこともある。海外では買い物も楽しんでいるのだろうか。
「海外でも買い物は楽しみな時間の一つです。けど、大きい買い物をするというよりは、割と現地でしか売っていないものを求めて雑貨屋さんに入ることが多いです。しょうもないものでも全然よくて、むしろ海外ではそういうのを買って楽しんでいるかも。
これまで訪れた海外の中でも、強く思い出に残っているものは、ロンドンの雑貨屋さんで買った、タコの形をした変な置物。リアルなタコの形をしているんですけど、真ん中に水晶みたいな玉もあって、なんとなくそれにひかれて買いました。けど、帰宅して家の中の置物コーナーに並べてみたら思いの外、雰囲気が良くて、それ以降は一番前の目立つ位置に置くようにしています」