
贅を尽くしたバッグを求めるならトップメゾンの門を叩くのが近道だが、こと今秋は、休日の装いに馴染むスポーティな顔立ちのモデルが充実を見せる。最高の素材を用いて作られる、ラグジュアリーにしてカジュアルなそれらのバッグは、秋の休日スタイルの格上げに活躍すること請け合いだ。
■Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)
シックな趣と力強い存在感。双方を併せもつ新シリーズが誕生

2016年の秋冬に誕生した「モノグラム・エクリプス キャンバス」は、黒基調のシックな佇まいで、瞬く間にラグジュアリーなメンズ鞄のスタンダードとなった。本作はその新ラインとして登場した「モノグラム・エクリプス リバース」のリュックである。リバースの名の通り、柄色を反転させたかのようなキャンバスが組み合わされているのが特徴で、「モノグラム」の存在感がさらに高まっている。モノトーン基調の装いへ洒脱のスパイスを添えるのにも、効果てきめんだ。縦48×横41×マチ13cm。 31万7000円(ルイ・ヴィトン クライアントサービス)
■GUCCI(グッチ)
ずっと愛用していたい エレガンスに満ちた旅行カバン

最新作にして、どこか懐かしい趣のするバッグだ。それもそのはず、インスピレーションの源はヴィンテージのトラベルラゲージ。その匂いは四隅のレザーやスタッズに表れ、GGパターンのクラシックな趣に抜群の相性を見せている。なおボディのGGスプリーム キャンバスは撥水性を備え、傷が目立ちづらいのも特徴。淡色のデニムとの相性もご覧の通りで、くつろいだ装いをぐっと大人らしく彩ってくれる。旅の相棒として、ともに思い出を刻んでいきたい逸品である。縦33.5×横44×マチ19cm。 25万2000円(グッチ ジャパン)
■FENDI(フェンディ)
グレー×イエローの鮮やかなコントラストに、思わず見入る

口を留めずにフロントを垂らすと、個性的な内装がちらりと覗く──遊び心に溢れるデザインで絶大な人気を誇る「ピーカブー」シリーズ。うち本作「ピーカブー エックスライト フィット」は、オンとオフを問わない、縦長のスタイリッシュなフォルムを特徴とするモデルだ。ボディには端正なシボが並ぶ、最高級のカーフを使用。ライトグレー×イエローの鮮やかなコントラストは、まさにシリーズの魅力を体現するものである。休日のセットアップ姿へ華を添えるのにも、うってつけといえよう。縦40×横36×マチ8cm。 43万1000円(フェンディ ジャパン)

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