Men's Fashion

ロレックスが認知度・好感度とも首位 日経7300人調査

時計

2020.9.25

日経電子版の読者はどんな時計ブランドを好むのか。保有本数は、最高価格帯は――。日本経済新聞社メディアビジネスユニットではこのほど、ビジネスパーソンの腕時計の保有実態や関心の高さを探る「時計消費・関心度調査」を実施した。回答数は7300人に達し、回答率は当初予想の3倍を超えた。調査では86%が2本以上を持っており、27%が50万円以上の時計を保有していると回答したほか、時計の選び方で最優先するのは「デザイン」であることも分かった。コロナショック後、高額消費が冷え込んでいるが、資産価値がそれほど変わらない時計への関心の高さをうかがわせる内容となった。




腕時計購入 欲しい1本との「出合い」がきっかけ

調査は5月下旬から6月上旬にかけてインターネットで実施した。日経電子版会員(ID会員)で個人年収が600万円以上、仕事を持つ20~69歳14万人を対象とした。回答者の中から「時計に関心のある人」を絞り込み、有効回答数は7372人、男女比では男性が93%、女性が7%となった。

まず、時計の保有実態について聞いた。保有本数では多いものから「2本」(24%)、3本(23%)、「1本」(13%)の順となった。2本以上でみると86%に達し、「10本以上」と答えた人も6%いた。

高額時計の保有率も高めの数字をはじき出している。自身で購入した、最も高額な時計の価格帯をたずねると、「10万~30万円未満」が24%でトップ。2番手は「5万円未満」(18%)で、「30万~50万円未満」「5~10万円未満」(ともに15%)と続く。その一方で、50万円以上の時計保有率は27%と高かった。

高額時計にも興味津々。200万円以上するラグジュアリー時計に関心があるかどうかを聞いたところ「ある」と回答した人は43%となった。

時計を購入するタイミングや場所はどうか。購入した動機で上から6位までをみると、1位は「欲しいモデルを見たから」(38%)。「結婚・出産」(10%)といった人生のライフステージも購入のきっかけとなっている。

仕事で頑張った自分へのごほうびとしての購入も注目される。購入動機では「昇進」が8%、「収入増」が7%いた。時計は多くの男性にとって、仕事で達成した成果の象徴でもありそうだ。

文中では小数点以下を切り捨て

購入場所では上位3つが「時計専門店」(23%)、「百貨店・ショッピングモール」(20%)、「家電量販店」(17%)となった。注目されるのは「オンライン」(ブランドのホームページ、それ以外を合わせて)で、13%に達した。コロナショックの影響で、今後もオンラインでの購入はさらに伸びることが予想される。