「勉強は不要、まずは投資を始めよう」ソフィアバンク代表の藤沢久美さん

藤沢久美(ふじさわ・くみ)氏 1967年、大阪府生まれ。96年に日本初の投資信託評価会社を起業。2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画し、13年に代表就任
藤沢久美(ふじさわ・くみ)氏 1967年、大阪府生まれ。96年に日本初の投資信託評価会社を起業。2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画し、13年に代表就任

日本経済新聞社(東京・千代田)と女性向け動画配信のC Channel(Cチャンネル、東京・港)が立ち上げた働く女性を応援するメディア「newme」。金融や政治など各分野のプロフェッショナルをゲストに招き、従来の概念にとらわれない生き方を選ぶために必要な情報を提供していきます。

初回のゲストはシンクタンクのソフィアバンク代表でJリーグの理事も務める藤沢久美さん。最終回となる今回は「投資を始めるために必要なポイント」を教えてもらいます。

投資が怖いなら過去を学ぼう

――投資をする第一歩を踏み出すために必要なことはなんでしょうか。

「どうしても投資が怖い人は歴史を勉強すればいいと思います。インターネットで『世界の株価100年』などと検索すれば株価がどう動いたかがわかります。経済危機、最近ではリーマン・ショックもありましたが、そういう時でも株価はゼロにはなっていません。大きく株価が下がってその後、大きく上がっているのがわかります。このような歴史を振り返ってみれば良いと思います。新型コロナウイルスは『リーマン・ショックくらいの危機だ』と言われていますが、リーマンの時は株価は戻っています。だから未来が心配なら過去を見てみるのも一つだと思います」

長期投資に勉強は必要ない

――投資を始める前に学んでおくべき点はなんでしょうか。

「ないと思います。知っておいた方が良いのは投資をするとリスクがあるということです。リスクとは予測できる危険です。投資をする前に知っておくべきなのは、購入した商品が預金のように一度も下がらず、利息がついて順調に増えていくものではないということです。株価が上がったり下がったりすることだけを知っておけば後は何も怖い物はありません」

「投資をするのに『すごく勉強しなくてはいけない』という既成概念を持っているならそれは捨てた方が良いです。まずは投資をしてみることです。長い期間、老後などの時間軸で投資を考えているなら勉強はしなくて良いと思います。投資をする前に勉強しようと思うと嫌になります。まずは(金融商品を)買ってみてから、興味あれば勉強する程度で全然良いと思います」

投資の原則は「積立」「長期」「分散」

――投資を成功させるために必要なことはなんでしょうか。

「投資には3つの原則があると必ず言われます。1つ目は毎月コツコツ積み立てる、2つ目は長く続けることです。1カ月で利益を出すのではなくて10、20年と長く続けていきましょう。3つ目は『分散』です。『積立』『長期』『分散』、この3つが投資の基本と言われますが、私自身を振り返っても本当に正しかったと思います」

「投資を失敗しないというのは無理です。値下がりしないで、値上がりした株は一つもありません。値下がりを『失敗』とするなら絶対失敗します。人生と一緒で良いことや悪いことを繰り返しながら成長していくというのは会社も国も株も同じです。どの時間軸でみるかで成功と失敗は変わります。結局なんでもやってみたらそれは全て経験で糧になります。次に失敗しないために失敗はした方が良いと思います」

YouTube動画はこちらから

29日午後8時から「newme」のYouTubeチャンネルで藤沢久美さんをゲストに招いた無料のライブセミナー「お金に関する基礎を学ぶ」を開催します。

(この企画は日経とC Channelが共同で展開しています)