【日本人の心の中】
え? different note? 違うノートってどういう意味かしら……。会議でマイクのメモを取っていたかということ? マイクの話なんて出たかしら? しかもノートが必要なほど重要なこと?

noteと聞くと「ノート」を連想する方が多いのではないでしょうか。名詞では「メモ」や「覚書」また、動詞であれば「メモを取る」などという意味があります。なので、ユウカはスティーブにメモは取ったのかと尋ねられたのかと勘違いしてしまいました。ところが、noteは実は楽譜の「音符」という意味があり、「声などの調子」「雰囲気」という意味もあります。なので、on a different noteというと「違う調子で」つまり「話はかわるけど」「ところで」などと話題をガラッと変えるときのフレーズになるのです。よく知られている、by the way とほぼ同義になります。

会話での使い方を見ていきましょう。

A: I think our presentation went well today. 今日のプレゼンはうまく行ったね。

B: I think so, too. On a different note, what time does the meeting start today? 本当だね、ところで、会議って何時から?

このように、それまで別の話をしていて、まったく関係のない話題にうつるときに使います。いきなり話し出すのではなく、「ところでさ」「別件なんだけど」のようにワンクッション置くような役割を果たします。

A: Honestly, his whole story sounds made up. 本当に、彼の話は嘘っぽいわよね。

B: Nobody would believe that story. On a different note, this pancake is delicious! 誰も信用してないよね。関係ないけどこのパンケーキおいしい!

日常会話ではも上記のように、真剣な話をしていても急に思いついてまったく関係ないことを思わず言いたくなることありますよね。そんな時にも唐突感を少しなくしてくれるのがこのフレーズになります。また、「明るい話題にしよう!」とあえて話題を変えるときにもアレンジして使えます。例文を見てみましょう。

A: It looks like our sales are down for this month, too. 売り上げ今月も落ちちゃったね。

B: We've got to do something about that. On a lighter note, we've got a few days off starting tomorrow! なんとかしないとね。明るい話題にしよ! あすから連休だね!

上記のようにちょっと暗い話題から、軽めの話題にあえて自分から変えたいときにも使えます。lighterは「明るい」の他にも、serious noteだと「真面目な話」、negative note「マイナス面の話」のように、逆に真面目モードに話を持っていきたいときにも使えます。

このようにnoteには「メモ」の他にも、「調子」「雰囲気」という意味があることを押さえておきましょう。

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