王道の名作靴 革新素材を使ってさらに上品、快適に

MEN’S EX

2020/9/21
MEN'S EX

今季の靴から目の肥えた諸兄の琴線に触れる+αがあるものをトピックス仕立てでご紹介。いずれも次の定番となりうるスペシャルな仕上がりで、「手に入れて使ってみたい」とそれ自体がお出かけの高いモチベーションとなること請け合いである。




その1 名作の快進撃

誰もが認める不朽の名作たちが、さらなる快適性能を高めるアレンジを施した。それでいながらいずれも持ち前の美しさや風格を堅守しているのがいい。本格志向の方々も納得の、今の時代に即した正統進化だ。

JOHN LOBB(ジョンロブ)

文句なしに歩きやすくなったウィリアム

英国ウインザー公のオーダーで1945年に誕生した「ウィリアム」。当時極めて斬新だったダブルバックルの意匠は飛行士のブーツから着想したもので、この靴が美しさのうちにどこか無骨さを湛えているのはそのためだ。新作では最近ジョンロブが注力するライト・ウェイト・ウォーキング・ソールを初採用。ソールのボリュームにより男らしさが一層強調されたが、履くと愕然とするほど軽く、返りも柔らか。名靴のオーラで気分を上げ、実際の足取りも軽くする新時代のウィリアムだ。

「ウィリアム ライト・ウェイト・ウォーキング・ソール」元祖ダブルモンク靴の完成されたスタイルはそのまま、“ライト・ウェイト・ウォーキング・ソール”と 呼ばれる軽量で屈曲性の高いラバーソールを装着。甲革はムーランド・グレイン・カーフとスエードの2種。 各18万8000円(ジョン ロブ ジャパン)

CROCKETT & JONES(クロケット&ジョーンズ)

ありそうでなかった“ダイナイト”チャートシー

C&Jには雨に強いラバーソールを装着したモデルが昔から多い。これは同社と、ダイナイトソールを開発したハルボロ ラバー社の経営陣が親族関係にあることも大きいだろう。しかしチャートシーに限っては古き良き英国ブーツの趣きを守るためか革底がデフォルトだった。それが今季から遂にダイナイトソール版を展開。もともと装いを選ばぬことで知られる名作が、さらには天候をも選ばぬ一足となったわけだ。このアレンジ、待ち望んでいた人は多いのではないだろうか?

「チャートシー ダイナイトソール」英国陸軍将校用ブーツを範に、1960年代にドレスとカジュアルを横断して履ける靴として開発されたチャートシー。過去一部のショップ別注でダイナイト版はあったが、レギュラー展開されるのは今回が初だ。 各6万7000円(グリフィンインターナショナル)

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その2 餅は餅屋……ではない
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