子育ても人材育成も マネジメントでなくコーチングでアフターコロナをどう働く(下) モンキーブレッド代表 翠川裕美さん

モンキーブレッド代表 翠川裕美さん
モンキーブレッド代表 翠川裕美さん

次代を担う「旗手」は何を感じ、何を考えているのか――。日本経済新聞社が運営する投稿プラットフォーム「COMEMO」から、「キーオピニオンリーダー」が執筆したビジネスパーソンにも役立つ記事を紹介します。新しい時代のカタログを目指すWebサービス「KATALOKooo(カタロクー)」の運営会社「モンキーブレッド」(東京・渋谷)代表の翠川裕美さんに、今回は子育てと人材育成について語ってもらいます。

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私は5年前に東京・阿佐ケ谷から、神奈川県葉山町に移住しました。職場は現在も東京・渋谷ですが、自宅は海まで歩いて10分という環境。新型コロナウイルスへの対応では約2カ月間の自粛期間を過ごしましたが、3人の子どもがいる中、夫ともどもリモートワークをして比較的楽しく過ごすことができました。

今回は子育ての話をしたいと思います。子どもたちの才能というのは本当にすごいものです。そして、突如として現れるその才能を、決して見逃さずにきちんと受け止めたい。それは世の中の親たちの共通の思いではないでしょうか。

そんなに忙しくて、子供の才能に気づいてあげられるの?

そう思う親の真面目さはたたえたいものの、真剣になりすぎるあまり不安になる人も多いようです。私はよく「そんなに忙しくて、細かいことにちゃんと気がついてあげられるの? 」と質問されることがあります。意地悪な意味でなく「私にもできるかしら」という雰囲気で。私は不安な気持ちを抱えて緊張しているよりも、まずは「気軽に、陽気に、ご機嫌に」いたほうがうまくいくと信じています。

子どもたちの才能の片りんが現れるのは、たった1回だけということはありません。リラックスして視野を広く持ち、気付いたときに「その才能の片りんを伸ばすために即行動する」ことが大事です。

私は仕事で展示のキュレーションをしたりものづくりをする人のサポートをしたりしているので、子どもたちの絵を見ると、キラリと光るものがある程度は見えることがあります。だからこそ、自分のまったく知らない分野では、「子どもたちの才能に気が付けないかもしれない」と思ってしまいます。

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