100均グッズで災害乗り切る 専門家推薦、10の防災術

被災したと仮定 事前に試そう

地震や台風などに備えて、防災用品を用意している人も多いだろう。専用のグッズだけでなく、100円ショップでも気軽に買える日用品や雑貨を使った防災術を使いこなせるようにしておくと便利だ。国際災害レスキューナースとして、国内外の被災地に赴いてきた辻直美さんは、被災時に困ることとして「明かりと暖の確保、排せつ、食事」の4点を挙げる。

「防災用品を買ったから安心、ではない。どうやって使うか、知識と技能、経験がないといざという時に活用できない」(辻さん)。今回紹介した100均グッズを買い置きしている家庭もあるだろう。被災したと仮定して防災術を試しておけば、実際に電気やガスなどが止まった時の不安やストレスも和らぐし、改善点がみつかるかもしれない。

災害が発生すると入浴や手洗いがままならず、不衛生な生活になりがち。新型コロナウイルスの感染が収束しない現状では、手指を消毒できるアルコール入りの製品や使い捨ての手袋を用意しておくなど、感染症対策も意識しよう。

■ランキングの見方 数字は専門家の評価を点数にした。(1)写真の商品を販売する100円ショップ(店舗によって品ぞろえは異なり、在庫がない場合もある)。モデルは戸谷繭子、写真は三浦秀行撮影。

■調査の方法 豪雨や地震などの災害発生時に水道、ガス、電気が止まったケースなどを想定。100円ショップで手軽に買える日用品や雑貨を用いた防災術を専門家らに取材して計27選んだ。専門家11人にアンケート調査を実施し「知っておくと役立つ」という観点からお勧めを1~10位まで選出してもらい、点数を編集部で集計した。

■今週の専門家 ▽アベナオミ(防災士・イラストレーター)▽岡部梨恵子(防災アドバイザー)▽甘中繁雄(日本防災士会常務理事)▽国崎信江(危機管理教育研究所代表)▽坂口隆夫(市民防災研究所理事)▽高荷智也(ソナエルワークス代表)▽玉木貴(市民防災ラボ代表)▽辻直美(国際災害レスキューナース)▽別府茂(日本災害食学会副会長)▽宮丸みゆき(ママプラグ理事)▽山村武彦(防災システム研究所所長)=敬称略、五十音順

(生活情報部 関優子)

[NIKKEIプラス1 2020年9月12日付]


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