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乃木坂46の齋藤飛鳥 『映像研』で恥じらい取り払えた

『映像研には手を出すな!』インタビュー(1)

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

原作のクセの強さを引き継ぎつつ、メインキャラクター3人を独自の空気感や魅力で表現した実写版『映像研には手を出すな!』。メインキャラクターを演じた乃木坂46の3人、齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波が、いかに役作りに挑み、撮影を通して何を得たか――。1回目は『映像研』で主役を務め、乃木坂46でもグループをけん引する1期生の齋藤飛鳥に話を聞いた。

映画『あの頃、君を追いかけた』(2018年10月公開)で初めてヒロイン役を務めた齋藤飛鳥が、『映像研には手を出すな!』で主役の浅草みどり役に挑戦した。浅草は人並み外れた想像力を持ち、アニメ制作に対して尋常ではない愛情を見せるも、見知らぬ人に話しかけられると卒倒してしまうほどの極度の人見知り。そんな個性的な役を演じると聞いて、彼女はどう感じたのだろうか。

「まず原作のマンガを読んだら、吹き出しが立体的に描かれていたり、設定画のページがどんと入ったり、すごく新鮮で。浅草は、すごく面白味のある人間に見えたので、演じるのが楽しみでした。

でも、台本を受け取ったら、素の自分とはかけ離れているし、初めて知ったアニメ関連の専門用語がたくさんある。それを自分の知識として出していかなくてはならないし、いろいろな壁を感じて、『覚悟を決めて臨まないと失礼になってしまう』と不安になった記憶があります。

文字だけだと『どういう状況でこんなセリフを言うんだろう?』と感じるシーンが多くて。浅草は、わりと突拍子もないことを言ったり、急にギアを上げてハイテンションになるセリフが多かったので、それを迷彩柄の帽子をかぶって自分が演じている姿がどうしても想像できなかったんです。

でも、クランクインしてマネジャーさんが撮ってくれた動画を客観的に見て、『こういう感じに映っているんだ』って急に納得しました。そこからはどう演じていくかのプランを考えていくという作業に入ったんです。私は文字だけでなく絵が見えないと不安なタイプみたいですね。

現場でも英監督から、一言『大丈夫』という言葉をもらえたら、後は浅草として行動することができました。きっと、私ってビビリでもあるんだと思います。1回自分の目で見て納得して、監督にも見てもらえたら、後は迷わずに突っ走れるんです。でも、今回はそこまでにちょっと時間がかかってしまったので、英監督やスタッフさんには本当にご迷惑をお掛けしてしまい申し訳なかったです(苦笑)」

劇中では急にテンションを高めて長いセリフを一気に早口でまくし立てる場面が多い。セリフはどのように覚えたのかと聞くと、「私にもそれが不思議で」と笑う。

先輩という憂鬱さ、初日に吹き飛んだ

「もちろん家ではずっと台本を開いていたし、お風呂に持っていって読んだり、難しい専門用語をノートに書き出したりもしました。でも、実は移動中とか乃木坂46の仕事の楽屋とか、家以外では1度も台本を開いていないんです。だけど、本番になるとスラスラとセリフが出てくる。自分でも本当に不思議な感覚でした。きっと、文字としてというよりは、音として覚えていたんだと思います。台本のセリフを暗記するというよりは、全体を1つの写真みたいに記憶していた感じです」

共演する水崎ツバメ役の山下美月と、金森さやか役の梅澤美波とは、本格的に演技で一緒になるのはこれが初めて。後輩2人は、それぞれ映像や舞台での演技経験を持つが、彼女たちへの信頼関係は、どのように構築していったのだろうか。

「今はもう仲が良いし、そう伝えているつもりです。だけど最初は、それまであまり絡みがなかったから未知すぎて。それに、3人の中では私だけが先輩だから、現場では自分から距離を縮めていかなくちゃいけないのかなという不安もあって、すごく憂鬱でした(苦笑)。

でも、クランクインの日にその不安は払拭されたんです。梅澤はすごく真面目で、頭の中に"金森像"をちゃんと膨らませてから現場に来ていた。本読みのときとは、発声だけじゃなくて姿勢や立ち居振る舞いも全然違ったので、初日の時点で『できるな』と感じました。この作品で、金森と浅草の関係性は重要なので、『これは大丈夫だな』ってその日に確信できました。

山下は映像作品の経験が豊富だから、現場の雰囲気にすぐになじんで、お芝居でも先輩後輩という関係をちゃんと忘れて向き合ってくれたので、すごくやりやすかったです。うん、この2人でよかったなと思いました。

強く印象に残っているのは、映画で水崎をかばって動くシーンなんですが、山下を信頼できたからこそ、しっかり入り込んで演じられたんだと思います。あのときは、『水崎のために自分の苦手なことに立ち向かわなくちゃいけないけど、いざその状況になるとイヤだな』っていう浅草としての気持ちが湧いてきました。自分の位置から、金森の姿も見えたので、それでグッときたというのもありました。

私が目指しているのは、役所広司さんやリリー・フランキーさんのように、自然体なお芝居ができる役者さんになることです。この撮影を通して、英監督が、私が演じる浅草に対して『実際にこういう奴いるよね』と言ってくださって。これはうれしい褒め言葉だなって受け止めました。

『映像研』のおかげで、これまでどこかにあった恥じらいみたいなものが取り払えたので、次に演技ができる機会があれば、もっと自信を持って臨めるんじゃないかと思います。今後も、自分が納得できるお芝居ができる人になりたいです」

『映像研には手を出すな!』
 原作は『月刊!スピリッツ』で連載中の大童澄瞳によるコミック。超人見知りだが天才監督の才能を持つ浅草みどり(齋藤飛鳥)、カリスマ読者モデルでアニメーターの水崎ツバメ(山下美月)、金儲けが好きなプロデューサー金森さやか(梅澤美波)の3人が出会い、浅草が思い描く「最強の世界」をアニメで表現するために"映像研"を立ち上げる。ドラマは4月から全6話を放映(MBS/TBS系)。映画は9月25日公開(東宝映像事業部配給)

(ライター 西廣智一)

[日経エンタテインメント! 2020年6月号の記事を再構成]

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