乃木坂46の齋藤飛鳥 『映像研』で恥じらい取り払えた『映像研には手を出すな!』インタビュー(1)

日経エンタテインメント!

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原作のクセの強さを引き継ぎつつ、メインキャラクター3人を独自の空気感や魅力で表現した実写版『映像研には手を出すな!』。メインキャラクターを演じた乃木坂46の3人、齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波が、いかに役作りに挑み、撮影を通して何を得たか――。1回目は『映像研』で主役を務め、乃木坂46でもグループをけん引する1期生の齋藤飛鳥に話を聞いた。

1998年8月10日生まれ。東京都出身。ドラマ『少女の夢見る夢』(16年)、『ザンビ』(19年)などに出演。そして今年『乃木坂シネマズ~STORY of 46~』(FOD) 第1話「鳥、貴族」では人間と鵜人が共存している世界を舞台に、衣装デザイナー役を熱演した(写真:鈴木ゴータ)

映画『あの頃、君を追いかけた』(2018年10月公開)で初めてヒロイン役を務めた齋藤飛鳥が、『映像研には手を出すな!』で主役の浅草みどり役に挑戦した。浅草は人並み外れた想像力を持ち、アニメ制作に対して尋常ではない愛情を見せるも、見知らぬ人に話しかけられると卒倒してしまうほどの極度の人見知り。そんな個性的な役を演じると聞いて、彼女はどう感じたのだろうか。

「まず原作のマンガを読んだら、吹き出しが立体的に描かれていたり、設定画のページがどんと入ったり、すごく新鮮で。浅草は、すごく面白味のある人間に見えたので、演じるのが楽しみでした。

でも、台本を受け取ったら、素の自分とはかけ離れているし、初めて知ったアニメ関連の専門用語がたくさんある。それを自分の知識として出していかなくてはならないし、いろいろな壁を感じて、『覚悟を決めて臨まないと失礼になってしまう』と不安になった記憶があります。

文字だけだと『どういう状況でこんなセリフを言うんだろう?』と感じるシーンが多くて。浅草は、わりと突拍子もないことを言ったり、急にギアを上げてハイテンションになるセリフが多かったので、それを迷彩柄の帽子をかぶって自分が演じている姿がどうしても想像できなかったんです。

でも、クランクインしてマネジャーさんが撮ってくれた動画を客観的に見て、『こういう感じに映っているんだ』って急に納得しました。そこからはどう演じていくかのプランを考えていくという作業に入ったんです。私は文字だけでなく絵が見えないと不安なタイプみたいですね。

現場でも英監督から、一言『大丈夫』という言葉をもらえたら、後は浅草として行動することができました。きっと、私ってビビリでもあるんだと思います。1回自分の目で見て納得して、監督にも見てもらえたら、後は迷わずに突っ走れるんです。でも、今回はそこまでにちょっと時間がかかってしまったので、英監督やスタッフさんには本当にご迷惑をお掛けしてしまい申し訳なかったです(苦笑)」

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