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コロナ禍で変わるテレビ生活 視聴も「おひとり様」へ

大河原克行のデータで見るファクト

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NIKKEI STYLE

コロナ禍でテレビの視聴スタイルに変化が起きている。

パナソニックが20~50代女性の600人を対象に2020年7月に実施した調査によると、テレビ視聴時間が増えたという回答は55.5%に達した。このうち「1日当たり1時間以上増えた」という人の合計は85.3%、「3時間以上増えた」という人も全体の30.0%いた。在宅時間の増加が背景にあるが、とくに「子供が自宅にいると視聴時間が増える」という声に代表されるように、家族と一緒の時間を過ごす上で、テレビは有効なツールになっているようだ。

東芝映像ソリューション(青森県三沢市)の調査でも同様の傾向が出ている。同社の薄型テレビ「REGZA」シリーズの視聴履歴データを基に集計したところ、19年12月を100としたテレビ視聴時間は、20年4月は115、同5月は110に伸びたという。

同社の調査で特徴的なのは、テレビでネット動画を視聴している人が大幅に増えていること。テレビでのネット動画視聴時間は19年12月を100とした場合、20年4月は159、同5月は177に上昇したという。具体的には、19年12月は1日55.5分だったものが、20年4月には88.5分に、同5月には98.2分にまで増加した。

これに対して、テレビでの地上デジタル放送とBS・110度CS放送の視聴時間は19年12月を100とした場合、20年4月は110、同5月は100と大きくは変化していない。

調査会社Gfkジャパン(東京・中野)の調べでは、24~40型の中小型テレビの販売が好調で、20年6月には前年同月比23%増となった。東芝映像ソリューションは「リビングにある大型テレビで、家族と一緒に地デジやBS/CSの番組を見るといった従来型の視聴スタイルとは別に、コロナ禍によって自分専用のテレビでネット動画を見るという新しいスタイルが台頭しているのではないか」と指摘する。

防水やネット動画13種など、個人視聴向けテレビ続々

テレビメーカー各社は、こうしたコロナ禍におけるテレビ視聴スタイルの変化をとらえた製品提供を進めている。

パナソニックは、個人視聴に向けたテレビ「プライベート・ビエラUN-15TD10」を20年8月に販売開始した。「好きなときに、好きな場所で、テレビ番組や録画した番組、さらにはネット動画を楽しむことができる」というのが売り文句。防水機能も付いているため、家事をしながらキッチンで利用したり、一人で湯船につかりリラックスしながら視聴したりできる。

東芝映像ソリューションも、やはり個人視聴に向けたテレビ「V34シリーズ」を9月から出荷する。ネット動画を楽しむためのテレビとして開発した。新開発の映像処理エンジンを搭載し、NetflixやYouTubeなど13種類のネット動画配信サービスを軽快に視聴できるという。

一方、最近のテレビやレコーダーは、スマートフォンとの連携を強化しており、ここでも「おひとり様」のテレビ視聴をサポートする。

パナソニックのスマホアプリ「どこでもディーガ」では、同社のレコーダー「ディーガ」に録画した番組や放送中の番組をスマホで視聴できる。スマホに録画した番組をダウンロードすれば、ネットがつながりにくい新幹線や飛行機でも利用でき、通勤や通学といった移動時間の隙間に、通信料金がかからずにコンテンツを視聴できる。

同社では、「仕事や家事の合間にも、録画した番組をスマホで手軽に見ることもできるほか、移動中や待ち時間に飽きてしまう子供に、いつも見ているアニメなどを見せることもできる。働く女性や子育て女性に使ってほしい機能だ」とする。

コロナ禍において、テレビの視聴時間が増える一方で、テレビでネット動画を楽しむ人も増えている。生活スタイルが変わるなかで、それぞれの生活環境にあったテレビやレコーダーに買い替えたり、場合によっては買い増したりといったことを検討してみるのもよいだろう。

大河原克行
ジャーナリスト。30年以上にわたって、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。

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