コロナ禍で変わるテレビ生活 視聴も「おひとり様」へ大河原克行のデータで見るファクト

防水やネット動画13種など、個人視聴向けテレビ続々

テレビメーカー各社は、こうしたコロナ禍におけるテレビ視聴スタイルの変化をとらえた製品提供を進めている。

パナソニックは、個人視聴に向けたテレビ「プライベート・ビエラUN-15TD10」を20年8月に販売開始した。「好きなときに、好きな場所で、テレビ番組や録画した番組、さらにはネット動画を楽しむことができる」というのが売り文句。防水機能も付いているため、家事をしながらキッチンで利用したり、一人で湯船につかりリラックスしながら視聴したりできる。

パナソニックの「プライベート・ビエラUN-15TD10」

東芝映像ソリューションも、やはり個人視聴に向けたテレビ「V34シリーズ」を9月から出荷する。ネット動画を楽しむためのテレビとして開発した。新開発の映像処理エンジンを搭載し、NetflixやYouTubeなど13種類のネット動画配信サービスを軽快に視聴できるという。

東芝映像ソリューションの「V34シリーズ」

一方、最近のテレビやレコーダーは、スマートフォンとの連携を強化しており、ここでも「おひとり様」のテレビ視聴をサポートする。

パナソニックのスマホアプリ「どこでもディーガ」では、同社のレコーダー「ディーガ」に録画した番組や放送中の番組をスマホで視聴できる。スマホに録画した番組をダウンロードすれば、ネットがつながりにくい新幹線や飛行機でも利用でき、通勤や通学といった移動時間の隙間に、通信料金がかからずにコンテンツを視聴できる。

同社では、「仕事や家事の合間にも、録画した番組をスマホで手軽に見ることもできるほか、移動中や待ち時間に飽きてしまう子供に、いつも見ているアニメなどを見せることもできる。働く女性や子育て女性に使ってほしい機能だ」とする。

コロナ禍において、テレビの視聴時間が増える一方で、テレビでネット動画を楽しむ人も増えている。生活スタイルが変わるなかで、それぞれの生活環境にあったテレビやレコーダーに買い替えたり、場合によっては買い増したりといったことを検討してみるのもよいだろう。

大河原克行
ジャーナリスト。30年以上にわたって、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。
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