在宅勤務で目元が疲れた お助け家電でスッキリ解消
新型コロナウイルスの影響で在宅時間が長くなり、スマートフォンやパソコンの画面を見ている時間が増えたという人も多いだろう。目薬を数多く扱う医薬品メーカー、ロート製薬が2020年5月に実施した調査によると、日常的に在宅勤務をしている人の22%は、1日あたりのデジタル接触時間が5時間以上増えており、疲れ目やかすみ目の悩みも深刻になっているという。対策としてこまめに休憩したり、目薬を使ったりするほか、目元を温めたり、目のまわりの筋肉をほぐしたりしている人が多いようだ。そこで今回は、メーカー4社の目元ケア家電をピックアップした。
温感でドライアイをケア ドクターエア
ドリームファクトリー(大阪市)のドクターエア「3DアイマジックS」は、加圧と温感、振動機能を搭載。目元を42度程度に温めることで、「目のうるおいを保つマイボーム腺の循環機能を正常化する」との考えから、目のまわりやこめかみを最大温度42度に温めながら、ほどよい振動と加圧でケアする。使用時間の目安は1日1回15分。
アイホール部分が開いているため眼圧がかからず、半透明のフロント構造で視界も確保できる。本体にヒーリングサウンドを奏でる機器を内蔵しているほか、Bluetoothでスマートフォンなどに接続すれば、ケアしながら好みの音楽を聴けるサウンド機能も搭載した。充電式で、約2時間の充電で最大約1時間使用できる。
ホットスチームが目元をうるおす パナソニック
パナソニックの「目もとエステ」EH-SW68は、ホットスチームが充満し、蒸しタオルのような温感が持続。使用後は肌水分量がアップし、目元にうるおいやハリ感を実感できるという。温感ヒーターの設定温度は約42度、約40度、約38度と3段階から選べる。温感が最後まで続くのが、蒸しタオルとは異なる点だ。心地よいリズムタッチ(振動)も加わり、目元をリフレッシュしてくれる。
100%天然精油のアロマタブレット(別売り)を装着すれば、アロマの香りを楽しみながらリラックスも。充電式で、約1時間の充電で約2回(1回約12分)使用できる。
エア&温感&振動が目元をケア 小泉成器
小泉成器(大阪市)の「エアーマスク」KRX-4010/Pは、エア、温感、振動で、こめかみや目元をケアする。マスクの内部が空気の圧力で膨らみ、温感、振動とともに目元全体をケアする。モードは「おまかせ」「こめかみ」「目もと」「エアのみ」「振動のみ」「OFF」(いずれも温感あり)の6種類から選択できる。操作はコントローラーで行い、電源はACアダプターのほか、単3アルカリ乾電池4本(別売り)でも稼働する。
累計60万台の人気目元ケアシリーズ ルルド
アテックス(大阪市)はルルド「めめ」シリーズとして、目元ケアアイテムを数多く展開している。累計販売台数は、19年2月時点で60万台を突破しているとのこと。「めめホットチャージ スマート」AX-KXL5600は、耳にかけるだけのグラス型。最大40度まで温度が上がる電熱線ヒーターが目のまわりを集中的に温める。骨伝導Bluetoothイヤホン機能を搭載し、耳の穴をふさがずに音楽を聴いたり、周囲の音を聞いたりすることが可能。充電式で、約3時間の充電で約1時間使用できる。約10分で自動停止するタイマー機能を搭載。
「ルルド めめホットチャージ」AX-KX517は、ヒアルロン酸を配合し、空気中の水分を吸収しやすい生地を採用。通常のポリエステル生地より、生地のうるおいがアップするという。さらに低反発ウレタンを使用することで肌へのフィット性が高まり、目のまわりの電熱ヒーターがしっかり密着する。充電式で、約3時間の充電で2時間使用可能。またUSB対応ACアダプターでパソコンに直接挿しての使用もできる。
白物家電・美容家電を中心に、暮らしにまつわるモノやコトを幅広く取材、執筆するフリーライター。リアルな主婦目線で、日々の家事が楽しく快適になる家電の取り入れ方を積極的に発信する。
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。
関連企業・業界