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せんべろ好きの女子も集う 「蛇口」から焼酎飲み放題

店内は女性の姿が多い

自分で作るチューハイは、実に楽しい。濃さを自由に調節できるし、割り材も選べる。いちいちスタッフを呼ばなくても良いのが楽だ。

蛇口をひねっては、割り材を入れて飲む。自分のペースで飲んでいく。というより、いつもよりちょっとペースが早いかもしれない。30分という時間制限が絶妙なのだ。できるだけ得するようにと思うと、どうしてもペースが速くなる。30分でコップ2杯強だ。そして30分では満足できず、延長することになった。

「とらや」が魅力的なのは、「キンミヤ蛇口」だけではない。つまみがなかなかなのだ。売りの「お刺身ガチ盛り」。当日の仕入れ次第だが、7種類前後の刺し身が入って、500円(税別)。赤エビ、ハマチ、マグロなどが入っている。一人には少し多すぎる感じで、この一品だけで飲める。中でも赤エビはプリップリで、とろけるよう。酒飲みのココロをよく分かっている。

高田馬場店にあるセルフ式の割材ボックス

結局、飲み放題を延長して、計1時間。お会計は2500円だったから「せんべろ」ではないが、十分満足できる飲みだった。

実は、この店、単なるアイデアだけの店ではない。経営するone chance(ワン・チャンス:東京・板橋、飛松亮社長)は、都内で数店の飲食店を経営しており、水産卸も手がけている。マグロの中落ちを升に山盛りにしたメニューを100円(税別)で売る居酒屋「まぐろんち」なども展開している。水産卸をやっているから、市場で自ら仕入れができる。卸を通さないから、いいネタを安く提供することが可能なわけだ。「とらや」で提供している「本マグロの刺身」は、2490円(税別)とやや高めだが、赤身・脳天・中トロ・ほほ肉・カマトロ・タタキなど7種ほどの本マグロだけを盛り合わせた看板商品となっている。こうした魚のうまさがあるからこそ、「キンミヤ蛇口」が生きるわけだ。

店は、やたらに若い人が多い。カップルもいれば、一人飲み女子もいる。酒場といえばオヤジ天国のはずだが、ここは違う。いわゆる「せんべろ」好きな女子が集っているのかもしれない。50代オヤジの自分が行くと、浮くくらいの勢いだ。隣に先に座っていて一人飲みをしていたアラサー女子と、ちょっとしたことで会話する機会ができたのだが、「キンミヤ蛇口」のことを知り、比較的家から近かったので、やってきたという。彼女は延長1回で帰って行った。おそらく3杯ほどか。

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