あおり運転対策にも お勧めのドライブレコーダー10選

デュアルカメラ 1位 ケンウッド DRV-MR745
デュアルカメラ 1位 ケンウッド DRV-MR745

運転中の映像を漏らさず鮮明に記録するドライブレコーダー。設置が簡単な前方カメラや、トラブル対策に前後を撮る製品が人気だ。一般ドライバーにお薦めの製品を10人の専門家が選んだ。

◆◆前後カメラ部門◆◆
■1位 JVCケンウッド「DRV-MR745」 690ポイント
白飛び・黒潰し 見やすく補正

ドライブレコーダーは車内外の映像を記録する機器だ。あおり運転などトラブルの増加を背景に、前方と後方を2台のカメラで撮影する「デュアルタイプ」の機器が人気を集める。第1位は、カーオーディオなどで知られるケンウッドと映像技術に定評のあるビクターが統合して誕生した、JVCケンウッドが手掛ける製品だ。

明暗差の大きいところで生じる「白飛び」「黒潰し」と呼ばれる画像の乱れを抑える「画像補正HDR」を搭載。センサーが衝撃を検知したら前後の映像を保存する機能もある。場所・時刻を正確に記録する全地球測位システム(GPS)、後方カメラ=写真下=は後ろのガラスがスモークタイプでも鮮明に撮影できる機能を持つ。ガラスの濃さに合わせて明るさも調整可能だ。会田肇さんは「画質を重視したい人にお薦め」と話す。

暗い場所や広範囲に撮れるレンズを使い、間近に迫る車両の様子も撮れる。「撮影範囲の広がりで生じるゆがみも抑えられている」(かじがや卓哉さん)

大容量32GBのマイクロSDHCカードが付き2台のカメラでの撮影に対応。「別売りのケーブルを使うと駐車時の監視もできる」(森口将之さん)など評価が高いが、「映像確認はパソコンでできるがスマホに対応していない」(上西一美さん)との声も。

(1)価格の目安 約3万2000円(2)解像度 前後ともフルHD(ハイビジョン)(3)製品URL https://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_mr745/

■2位 セルスター工業「CS-91FH」 530ポイント
地震・台風など災害情報も表示

セルスター工業はレーダー探知機などで知られ、ドライブレコーダーも基板部品の実装から組み立てまで三重県の自社工場で一貫生産する。「国産で高品質の製品を求める人に最適」(倉嶋源さん)などの評価を得た。

ソニー製CMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーを搭載し夜間でも鮮明に撮れる。後続車が接近し「あおり運転」と感知すると警告音が鳴り、同時に後部カメラで録画を始める機能を備える。公的機関が発信する地震や台風などの災害情報を音声とともに表示する「災危通報」機能も装備。「交通事故などの人災以外にも対応している」(近藤克己さん)

(1)約4万円(2)前後ともフルHD(3)https://www.cellstar.co.jp/products/recorder/cs/cs-91fh.html

■2位 コムテック「HDR360GW」 530ポイント
前後左右360度をカバー

コムテックは愛知県東郷町の自動車用電子機器メーカー。フロントカメラ=写真(左)=は360度カメラで全方位を340万画素の高画質で撮れる。

「前後だけでなく左右からの幅寄せや自転車・バイクが横をすり抜けるときなどに起こる様々なトラブルから愛車を守る決定版」(鈴木政和さん)。360度撮影なのでトラブル発生時のドライバーの様子など車内の状況も記録できる。

「撮影範囲の広さはトップクラス」(森口さん)。フロントカメラのモニター下には撮影を操作するボタンが配置され、「操作しやすい」(かじがやさん)との声も。

(1)約4万3000円(2)前方カメラは1856×1856、後方カメラはフルHD(3)https://www.e-comtec.co.jp/0_recorder/hdr360gw.html

■4位 パイオニア「VREC-DZ700DLC」 500ポイント
暗い場所でもナンバーくっきり

カーナビゲーション(カーナビ)システムの技術などを生かして開発された製品だ。トンネル走行時や暗い駐車場でもナンバープレートなどを鮮明に記録。倉嶋さんは「肉眼以上に撮影対象物を認識できる」と評価する。

フロントカメラ=写真(左)=は広角レンズの採用に加え、手でレンズの向きを変えて車内を撮れる。「駐停車時のトラブルに対応可能」(近藤さん)。本体にWi-Fiを搭載、「専用アプリをダウンロードすればスマホで映像の確認などができて使いやすい」(上西さん)。

(1)約3万8000円(2)前後ともフルHD(3)https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/system_up/recorder/vrec-dz700dlc/

■5位 ガーミン「Dash Cam 46Z」 480ポイント
スマホアプリで編集可能

ガーミンはGPS機器に強い米企業。高機能のスマートウオッチでも知られる。ドライブレコーダーでは、夜も鮮明に映像を処理して記録する独自技術「ナイトチューニング」を備え、「夜間でも先行車のナンバーは十分読み取れる」(会田さん)と支持された。

内蔵Wi―Fiを使って撮影した映像をスマートフォンで確認・編集などができる。「アプリの完成度も高い」(森口さん)。フロントカメラ=写真(左)=で縦4センチ、横5.6センチ、奥行き2.1センチと他社製品より小さめな点を評価する声も。

(1)約2万4000円(2)前後ともにフルHD(3)https://www.garmin.co.jp/products/ontheroad/dash-cam-46z/

■6位 オウルテック「OWL―DR803FG―3C」 370ポイント
3つのカメラ搭載

オウルテックはコンピューター周辺機器メーカー。フロントカメラの運転手側にも車内撮影用のカメラ=写真右上=があり、合計3つのカメラを搭載する。前後カメラは広角レンズを採用し夜間でも鮮明に映像を残せるほか、車内カメラには赤外線機能も付く。事故発生時の運転手の対応なども鮮明に記録できる。

近藤さんは「事故発生時の衝撃音を検知して録音を始める『プライバシーオート録音』もいい」と指摘する。

(1)約3万6000円(2)前方カメラはWQHD(約370万画素)、リアカメラはフルHD、車内カメラはフルHD(3)https://www.owltech.co.jp/product/dr803fg-3c

■7位 パナソニック「CA-DR03TD」 280ポイント
カーナビ画面タッチで操作

カーナビシステムを手掛けており、同社製のカーナビに限り連携させて使用する製品だ。録画映像の再生などドライブレコーダーの操作はカーナビ本体の大きい画面をタッチすればよく、操作しやすい。

矢田部明子さんは「撮影した前後両方の映像をナビの画面ですぐに見られるのがいい」と指摘。カーナビの地図機能と連動して撮影場所も正確に記録できるため、旅の思い出を振り返る楽しみもある。暗がりにも強いレンズを採用、「夜間の撮影も明るくクッキリ」(かじがやさん)

(1)約4万3000円(2)前後ともフルHD(3)https://panasonic.jp/car/navi/products/DR03D_DR03TD/

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