powered by 大人のレストランガイド

プロ厳選ご当地グルメが自宅に サブスクで限定品も

全国の酒蔵が特別に醸造した日本酒のサブスク。地元のおつまみも付いていて毎回旅気分が味わえる
全国の酒蔵が特別に醸造した日本酒のサブスク。地元のおつまみも付いていて毎回旅気分が味わえる

コロナ禍で積極的に外食や旅行がしにくい状況が続く中、毎日の食事が単調になってしまっている人が増えているのではないだろうか。そんな中、自宅にご当地グルメが定期的に届く「グルメなおうちサブスク」を利用する人が増加中だ。サブスクリプション(=定額制)で専門家が厳選したご当地グルメが定期的に届き、自宅にいながら各地を旅しているような気分が味わえる。自分で探して取り寄せる手間も省けるので、忙しい人などにも好評だ。

一般的にサブスク・グルメは、料金を払えば一定期間、特定のメニューなどが利用し放題になるものを指す。その店を毎日のように利用する常連客にとってはお得な料金設定だが、現在の外食がしづらい状況にあっては毎日のように利用するということ自体が困難だ。その点、おうちサブスクは自宅にいながら楽しめる点で利用しやすい。多くが月に1度届くスタイルだが、定期購入と違うのは毎回違う内容であること。いろいろな商品がランダムに届き、何が届くかわからないワクワク感がある。

「KURAND CLUB」の2020年8月のセット。KURANDと茨城県の田中酒造店との共同開発商品だ

まずは、日本酒限定品のおうちサブスクをご紹介しよう。酒の販売や卸業を行うリカー・イノベーション(東京・足立)が手掛ける「KURAND CLUB(クランド クラブ)」という日本酒のサブスク。同社の酒のオンラインストアである「KURAND(クランド)」とパートナー契約を結んだ全国各地の酒蔵が、共同でこのサブスク企画のために日本酒を特別醸造。1カ月に1回、1本(720ミリリットル)が月額2980円(税別・送料込み)で自宅に届くというものだ。日本酒は毎回違う銘柄で、このサブスクでしか味わえない限定酒となっている。

冷蔵で届いた箱には、フクロウがデザインされたラベルの日本酒「君はほどよく絶妙なフクロウ」に、茨城県の地元のおつまみ2品、酒や酒蔵の魅力を解説したニュースレターが同封されていた。ニュースレターを読んでみると、酒蔵の情報や酒造りへの思いがつづられており、生産者との距離が近く感じられた。旅行先で酒蔵を訪れているような気分になって、普段スーパーで陳列されている日本酒とは違う、特別感のある日本酒に心躍った。

今回の日本酒は純米吟醸酒を「槽搾り(ふなしぼり)」という手法でやさしく搾(しぼ)った、ふくよかな甘みとうま味が堪能できる無濾過(ろか)生原酒。同社広報担当 中西麻弥さんは「コメ、水、酵母とも地元産にこだわっている酒蔵を選んでいます。本来ならばコメの栽培から酒造りまで1年はかかりますが、酒米の買い付け時から酒を発注することで生産数を確保し、酒蔵の安定した経営にも寄与できるよう取り組んでいます」と説明する。

おつまみも同じ考えで、基本的には毎回地元の特産品。今回のおつまみは田中酒造店の甘酒でほのかな甘みをつけた「甘酒あられ」と今回の日本酒の「酒粕」の2つ。酒かすを使ったおつまみレシピもニュースレターで紹介されており、簡単に試すことができた。

「日本酒は何を選ぶか迷う」「敷居が高そう」という消費者に向け、「気軽に日本酒に出合い楽しむ機会を作る」という目的で2013年にスタートしたサービスだが、コロナ禍で新規会員が増加したという。「家飲みやリモート飲みも話題になり、酒の消費行動は変容してきました。買い物も遠出もしにくい中、限定の銘柄で特別感があるので、おうち時間に喜ばれています」と中西さん。

メールマガジン登録
大人のレストランガイド
ラーメン・レシピ・コンテスト
注目記事
メールマガジン登録
大人のレストランガイド
ラーメン・レシピ・コンテスト