歌姫・安斉かれん やるなら楽しんだもん勝ち、かな

日経エンタテインメント!

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歌手・浜崎あゆみの自伝的小説をもとにしたドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)は、1990年代の音楽業界を舞台に、主人公のアユと敏腕プロデューサー・マサの恋模様を絡めたサクセスストーリー。眼帯をした秘書役・田中みな実や、水野美紀ふんする羽根をまとった奇抜なボイストレーナーなど、強烈なキャラクターの登場に放送開始直後からネットがざわつき、話題を集めた。主役に抜てきされたのは、歌手デビューから1年足らずの安斉かれん。演技未経験の歌姫は、ドラマがいきなりバズるのを目の当たりにし、不思議な気持ちだと目を丸くした。

1999年8月15日生まれ、神奈川県出身。令和初日の5月1日にデビュー。自粛でドラマの撮影が中断していた間は、「爪を切れたので、楽器の演奏を楽しんでいました。あと、ゲームをしたり、スムージー作りも挑戦しましたが1週間で挫折(笑)」(写真:中川容邦)

「ドラマのお話をいただいたときは、『私でいいのかな』って。不安もありましたが、今後に生かせると思い挑戦することにしました。テレビに大写しになる自分を見たことも、Twitterでトレンド入りしたこともなかったので不思議な気持ちでしたし、今もふわふわした感覚のままです。

撮影前には、週3日以上のお稽古が数カ月続きました。初めは、恋愛のシーンでふと素に戻って恥ずかしくなることもありましたが、一緒に練習する同世代の皆さんがパッと切り替えて演じているのを見て、恥ずかしがってる場合じゃないと思いました。

セリフは意外に苦労しませんでした。歌詞や譜面を覚える経験が生きたんだと思います。困ったのは『泣く』シーン。私は普段から泣くことが少ないほうなので、恋愛で涙を流すシーンを表現することがとても難しかったです。三浦翔平さんは『泣く演技に役立つから』と『世界の中心で、愛をさけぶ』を勧めてくれました。ほかにも演技の面でたくさん助言をしてくださり、『頑張ってるご褒美』とコーラまでいただきました(笑)

市毛良枝さん演じる祖母とのシーンは、私もおばあちゃん子なので自然に気持ちが入りました。アユがニューヨークにレッスン留学する前に即席味噌汁をもらう場面は、ほっこりしましたね。他にも印象に残る場面ばかりです。

水野美紀さんのアドリブには圧倒されるばかりで、『のしをつけてジャパンにつき返すわよ!』と怒鳴られたときには、つい吹き出してしまいNGに(笑)。皆さん、優しくて楽しい現場だったので、今は終わるのが寂しい。初めて出演させていただいたドラマが『M』で本当に幸せです」

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